耳掃除をしていると、水が入ったような感覚やシュワーという音がしたり、その後に耳が痛くなったりすることがあります。痛みがすぐ治まる場合でも、「耳の中を傷つけたのではないか」「病気の前兆ではないか」と不安になる方も少なくありません。
耳の中は非常にデリケートで、少しの刺激でも違和感や痛みにつながることがあります。この記事では、耳掃除後に音が鳴る原因や痛みが出る理由、受診した方がよい症状について詳しく解説します。
耳掃除でシュワーという音がする主な原因
耳掃除中に「シュワー」「パチパチ」「水が動くような音」が聞こえる場合、必ずしも水が入っているとは限りません。
耳の中には外耳道という細い通路があり、その奥には鼓膜があります。耳かきや綿棒が耳垢や皮膚に触れることで、空気の振動や皮膚の動きによる音が聞こえることがあります。
また、耳垢が湿っている場合や、耳の皮膚表面に少量の液体がある場合も、水が動くような感覚になることがあります。
耳掃除後に痛みが出るのは耳の中を傷つけている可能性がある
耳の中の皮膚は非常に薄く、刺激に弱い部分です。強く耳掃除をしたり、同じ場所を何度も触ったりすると、小さな傷ができることがあります。
小さな傷ができると、その部分に炎症が起こり、耳掃除をした時だけ痛む、あくびや口を動かした時に痛みを感じる、といった症状が出ることがあります。
例えば、かさぶたができている部分を耳かきで触ると、一時的に痛みや違和感が出て、その後しばらくすると治まるということもあります。
外耳炎など耳の炎症が原因の場合もある
耳掃除による刺激がきっかけで、外耳炎という耳の入り口から鼓膜までの部分に炎症が起こることがあります。
外耳炎では、耳の痛み、かゆみ、耳だれ、耳を触った時の痛みなどが出ることがあります。初期の場合は症状が軽く、痛みが一日程度で治まることもあります。
耳掃除を頻繁にする人や、耳の奥まで綿棒や耳かきを入れる習慣がある人は、知らないうちに皮膚を傷つけて炎症を繰り返すことがあります。
鼓膜を傷つけている可能性はあるのか
耳掃除で鼓膜に近い部分まで刺激すると、まれに鼓膜を傷つけたり、強い刺激を与えたりすることがあります。
鼓膜に問題がある場合は、強い耳の痛み、耳鳴り、聞こえにくさ、耳から液体や血が出るなどの症状が見られることがあります。
一方で、耳掃除の時だけ一瞬痛みがあり、その後すぐ改善する場合は、鼓膜よりも耳の入り口付近の皮膚刺激や小さな傷が原因であることも多いです。
耳掃除で痛みが出た時の正しい対処方法
耳掃除をして痛みや違和感が出た場合は、しばらく耳の中を触らないことが大切です。
傷がある状態でさらに耳かきや綿棒を入れると、治りかけた皮膚を再び傷つけてしまい、炎症が長引く可能性があります。
耳垢は本来、自然に外へ排出される仕組みがあります。普段の耳掃除は耳の入り口付近を軽く拭く程度で十分な場合が多く、奥まで掃除する必要はありません。
耳鼻科を受診した方がよい症状
一時的な痛みで自然に治まる場合でも、以下のような症状がある場合は耳鼻科で確認することがおすすめです。
- 耳の痛みが何日も続く
- 耳だれや出血がある
- 聞こえが悪くなった
- 耳鳴りが続く
- 耳を触らなくても痛みがある
特に、耳掃除後から症状が繰り返している場合は、自分では見えない場所に傷や炎症がある可能性があります。
まとめ
耳掃除をした時にシュワーという音がしたり、その後に一時的な痛みが出たりする場合、耳の中の皮膚への刺激や小さな傷、軽い炎症が原因であることがあります。
かさぶたを触っているような状態でも同じような症状が起こるため、症状が出た後は耳掃除を控えて耳を休ませることが大切です。
ただし、痛みが繰り返す、聞こえ方に変化がある、耳だれが出るなどの場合は、耳鼻科で確認すると安心です。耳の中は自分で確認しにくいため、無理に掃除を続けないことがトラブル予防につながります。


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