高校生の時期に生理が数か月来ないと、「このまま一生来なかったらどうしよう」「病気ではないか」と不安になることがあります。思春期はホルモンの変化が大きく、生理周期が安定しないこともありますが、90日以上月経がない場合は体からのサインとして確認することが大切です。この記事では、思春期の無月経の原因や婦人科を受診する目安、今後どのように対応すればよいかを解説します。
90日以上生理が来ない状態は無月経なの?
一般的に、これまであった月経が3か月以上来ない状態は「続発性無月経」と呼ばれます。高校生でも、月経が90日程度途絶えている場合は、一度原因を確認することがすすめられます。
ただし、思春期は卵巣や脳から出るホルモンの働きがまだ安定していないため、大人と比べて周期が乱れることがあります。そのため、すぐに重大な病気と決まるわけではありません。
大切なのは、「思春期だから大丈夫」と完全に放置するのではなく、自分の体の状態を定期的に確認することです。
性行為や過度なダイエットがなくても生理が止まる原因
生理が止まる原因は、妊娠や極端なダイエットだけではありません。ホルモンバランスの変化、体質、生活習慣などさまざまな要因があります。
例えば、本人が強いストレスを感じていなくても、睡眠不足、疲労、学校生活での負担、運動量の変化などが体に影響することがあります。
また、甲状腺の異常、女性ホルモンを調整する脳や卵巣の働きの問題、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)などが関係している場合もあります。
婦人科で漢方薬だけ処方された場合はどう考える?
婦人科で診察を受けた際に漢方薬が処方されることがあります。これは、体質やホルモン状態を見ながら自然な月経の回復を目指す治療の一つです。
初回の診察では、年齢や月経歴、体調などから経過を見る判断になることもあります。しかし、1か月程度様子を見る予定だったのに、その後も生理が戻らない場合は、再度相談することが大切です。
例えば、血液検査でホルモンの状態を確認したり、超音波検査で子宮や卵巣の状態を確認したりすることで、原因を詳しく調べられる場合があります。
もう一度婦人科を受診したほうがいいケース
90日以上生理がない状態が続いている場合、以前受診した婦人科にもう一度相談することを検討しましょう。
特に、以下のような症状がある場合は早めの相談がおすすめです。
- 急激な体重の増減がある
- ニキビや体毛の増加などホルモン変化を感じる
- 強い腹痛や不正出血がある
- 乳汁のような分泌物が出る
- 以前は規則的だった生理が急に止まった
また、現在の診療方針に不安がある場合は、別の婦人科で意見を聞くことも選択肢の一つです。セカンドオピニオンを受けることは珍しいことではありません。
無月経を放置すると将来どうなる?
無月経の原因によって対応は異なりますが、長期間月経がない状態が続くと女性ホルモンの不足によって骨の健康などに影響する可能性があります。
一方で、思春期の一時的なホルモンの乱れで、適切な対応をすることで自然に周期が戻る人もいます。
「生理が来ない=一生来ない」ということではありません。原因を確認し、必要な治療や生活の調整を行うことが大切です。
生理周期を整えるために日常で見直したいこと
ホルモンの働きは、食事、睡眠、体重、運動などの影響を受けます。極端な制限をせず、バランスの良い生活を心がけることが基本です。
具体的には、毎日できるだけ同じ時間に寝起きする、十分な睡眠を確保する、タンパク質や鉄分などを含む食事を取ることなどが役立ちます。
ただし、生活改善だけで必ず解決するとは限らないため、生理が長期間来ない場合は医療機関で原因を確認することが重要です。
まとめ|高校生で生理が90日来ない時は一人で悩まず相談を
高校生ではホルモンが安定しておらず、生理周期が乱れることがあります。しかし、90日以上生理がない場合は無月経の状態として、原因を確認する価値があります。
婦人科を受診していても、その後も月経が戻らない場合は再度相談したり、必要に応じて別の医療機関で診てもらったりすることが大切です。
自分の体の変化に気付けていることは大切なことです。不安を抱え込まず、専門家と一緒に原因を確認しながら対応していきましょう。


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