鼻風邪が治りかけた頃に、急に耳がズキッと痛んだり、耳が詰まったように感じたりすることがあります。風邪の症状と耳の痛みが同時に起こると、中耳炎ではないかと心配になる方も少なくありません。
この記事では、鼻風邪の後に耳が痛くなる理由や、中耳炎の可能性がある症状、自然に治るケースと病院を受診した方がよい目安について詳しく解説します。
風邪の後に耳が痛くなる主な原因
風邪をひいた後に耳の痛みが出る原因として多いのが、鼻や喉の炎症が耳に影響するケースです。鼻と耳は「耳管」という細い管でつながっているため、鼻の状態が悪化すると耳にも症状が出ることがあります。
特に鼻水や鼻づまりが続いた後は、耳管の働きが低下して耳の中の圧力調整がうまくできなくなることがあります。その結果、耳が詰まった感じや聞こえにくさ、痛みを感じる場合があります。
例えば、鼻を強くかんだ後に耳が痛くなったり、唾を飲み込んだ時に耳の奥が痛んだりする場合は、鼻と耳のつながりによる影響が考えられます。
風邪の後に起こる中耳炎とは
急性中耳炎は、風邪などによって鼻や喉に入り込んだ細菌やウイルスが耳の奥に影響し、鼓膜の内側に炎症が起こる病気です。
中耳炎では、耳の痛みだけでなく、耳が聞こえにくい、耳が詰まった感じがする、発熱する、耳から液体が出るなどの症状が現れることがあります。
ただし、耳が痛いから必ず中耳炎というわけではありません。風邪後の一時的な耳管の不調でも、似たような症状が出ることがあります。
耳が痛くなったり治まったりする場合でも注意が必要
耳の痛みがずっと続かず、突然ズキッとするだけの場合でも、耳の中で炎症が起きている可能性があります。
特に、聞こえにくさを感じている場合は、耳の中に液体がたまっている状態や中耳炎などが関係していることがあります。
例えば、日中は気にならないものの、夜になると痛みを感じる場合があります。これは横になることで鼻や耳周辺の圧力変化が起こり、症状を感じやすくなることがあります。
自然に治ることがある耳の症状
風邪による鼻づまりが原因で耳の圧力調整がうまくいかなくなっている場合、風邪が治るにつれて自然に改善することもあります。
鼻水や鼻づまりが少しずつ良くなり、耳の詰まり感や軽い違和感だけであれば、様子を見ることもあります。
ただし、痛みが強い、症状が長引く、聞こえにくさが続く場合は、自然治癒を待たずに耳鼻科で確認することが安心です。
耳鼻科を受診した方がよい症状
以下のような症状がある場合は、耳鼻科の受診を検討しましょう。
- 耳の痛みが数日続いている
- 聞こえにくい状態が改善しない
- 耳から液体や膿のようなものが出る
- 発熱がある
- 痛みが強く日常生活に支障がある
中耳炎は早めに診断することで、適切な治療を受けることができます。特に耳の聞こえ方に変化がある場合は、放置せず確認することが大切です。
また、自己判断で耳かきをしたり、耳の奥を刺激したりすると症状を悪化させることがあります。痛みがある時は耳を触りすぎないようにしましょう。
風邪後の耳の痛みを悪化させないための対策
鼻風邪の後に耳の症状が出ている場合は、鼻づまりを悪化させないことが重要です。鼻を強くかみすぎると、耳に圧力がかかり症状が悪化することがあります。
鼻水がある時は片方ずつ優しく鼻をかみ、部屋の乾燥を防ぐなどして鼻の状態を整えることも役立ちます。
また、十分な睡眠や水分補給を心がけ、体の回復を助けることも大切です。
まとめ
風邪の後に耳が痛くなる場合、中耳炎の可能性もありますが、鼻づまりによる耳管の不調などでも同じような症状が起こることがあります。
一時的な痛みで自然に改善するケースもありますが、耳の痛みが続く、聞こえにくい、発熱や耳だれがある場合は耳鼻科で診てもらうことがおすすめです。
風邪の後の耳の違和感は珍しい症状ではありませんが、症状の変化を確認しながら適切に対応することが大切です。


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