前歯にセラミッククラウンやラミネートベニアなどの補綴物が入っている場合、周囲の天然歯との色の違いが気になることがあります。特にホワイトニング後は天然歯だけが白くなるため、セラミックとの色調差に敏感になる方も少なくありません。
しかし、写真や肉眼で見た印象だけでセラミックのシェードを正確に判断することは難しく、歯科医院での確認が必要になります。この記事では、セラミックの色の見方やホワイトニングとの関係について解説します。
シェードガイドとは何か
歯科で使用されるシェードガイドとは、歯の色を分類するための見本帳のようなものです。
一般的にはA1、A2、B1などの表記が使われ、数字が小さいほど明るい色になる傾向があります。
最近ではより白さを追求したブリーチシェードもあり、ホワイトニング後の歯や審美治療で使用されることがあります。
| 代表的なシェード | 特徴 |
|---|---|
| B1 | 自然な範囲でかなり白い |
| A1 | 審美歯科で人気の明るい色 |
| A2 | 日本人に多い自然な白さ |
| BL1〜BL4 | ホワイトニングレベルの白さ |
写真だけでシェードを判断できない理由
歯の色は照明やカメラの性能、スマートフォンの自動補正によって大きく見え方が変わります。
また、セラミックは天然歯とは異なる光の透過性を持っているため、同じ色番号でも見え方が異なる場合があります。
写真から「A1です」「B1です」と断定することは歯科医師や歯科技工士でも困難です。
ホワイトニング後にセラミックが白く見えることはある?
ホワイトニングは天然歯に作用しますが、セラミック自体の色は変化しません。
そのため、ホワイトニング前に色を合わせて作製したセラミックでも、天然歯の変化によって相対的に色の差が目立つ場合があります。
また、仮止めの段階では接着剤の色や光の反射の影響で、最終装着時と見え方が異なることもあります。
セラミックの色が合わないと感じたときの確認ポイント
色の違和感を感じる場合は、まず自然光の下で確認してみましょう。室内照明だけでは実際より白く見えたり黄色く見えたりすることがあります。
また、歯科医院ではシェードガイドを実際に歯へ当てながら比較できるため、現在の色がどの程度の明るさなのか客観的に確認できます。
仮止め期間中であれば、色味について担当医へ相談できる場合もあります。
セラミックの最終装着前に知っておきたいこと
審美歯科では、まずホワイトニングを行って天然歯の色を決定し、その後にセラミックの色を合わせる方法がよく採用されます。
もし今後さらにホワイトニングを継続する予定がある場合は、その点も含めて色合わせを相談すると仕上がりの満足度が高くなります。
特に前歯はわずかな色差でも目立ちやすいため、遠慮せず希望を伝えることが大切です。
まとめ
セラミックのシェードは写真だけで正確に判断することが難しく、A1やB1、あるいはブリーチシェードに見えても断定はできません。
ホワイトニング後は天然歯との色調差が気になりやすくなりますが、仮止め段階であれば色の相談が可能な場合もあります。気になる場合はシェードガイドを用いた確認を依頼し、納得した状態で最終装着を迎えることが大切です。


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