親知らずの抜歯は、多くの場合は外来で短時間に行われますが、強い恐怖心がある方や、麻酔を使用して眠っている間に処置を受けたい方の場合、入院設備のある病院での抜歯を希望することもあります。
特に上の親知らずでも、歯科治療への不安が強い場合や、確実に管理された環境で抜歯を受けたい場合には、大学病院や総合病院の歯科口腔外科が選択肢になります。この記事では、入院で親知らずを抜歯する場合の病院選びや紹介状、受診時のポイントについて解説します。
親知らずの抜歯は通常は入院せず外来で行われる
親知らずの抜歯は、一般的には局所麻酔を使用して歯科医院や病院の外来で行われます。特にまっすぐ生えている上の親知らずの場合、処置時間が短く、その日のうちに帰宅できるケースが多いです。
ただし、抜歯そのものが簡単に見えても、患者さんの不安が非常に強い場合や、過去の歯科治療で強い恐怖を感じた経験がある場合には、通常とは異なる対応が必要になることがあります。
そのような場合は、静脈内鎮静法や全身麻酔などを利用し、精神的な負担を軽減しながら処置を行う方法があります。
入院で親知らずを抜歯したい場合は大学病院や総合病院の口腔外科が候補
入院を伴う親知らずの抜歯を希望する場合、一般的な歯科医院よりも、入院設備を持つ大学病院や総合病院の歯科口腔外科が適しています。
都内では、歯科大学病院や大学病院の歯科口腔外科などで、難しい抜歯や麻酔管理が必要な症例に対応しています。
例えば、水道橋周辺であれば東京歯科大学のような歯科専門の医療機関も選択肢になります。ただし、すべての親知らず抜歯で入院できるわけではなく、診察後に医師が必要性を判断します。
強い恐怖心がある場合は静脈内鎮静法や全身麻酔について相談する
歯科治療への恐怖心が強い場合、単純に「入院したい」と伝えるだけではなく、「抜歯への恐怖が強く、眠った状態に近い形で処置を受けたい」という希望を具体的に伝えることが大切です。
静脈内鎮静法では、点滴から薬剤を投与して不安や緊張を和らげながら処置を受けることができます。意識が完全になくなる全身麻酔とは異なりますが、治療への恐怖を軽減できる方法です。
例えば、歯科治療の音や器具を見るだけで強い不安を感じる方、過去に歯科治療でパニックになった経験がある方などは、鎮静法を扱っている医療機関で相談するとよいでしょう。
親知らず抜歯で入院するには紹介状が必要な場合が多い
大学病院や大きな病院の歯科口腔外科を受診する場合、紹介状が必要になるケースがあります。
まずは現在通っている歯科医院や近隣の歯科で診察を受け、親知らずの状態を確認してもらったうえで、必要に応じて紹介状を書いてもらう流れが一般的です。
紹介状がない場合でも受診できる医療機関はありますが、初診時に追加費用が発生したり、予約が取りにくかったりする場合があります。
入院抜歯を希望するときに確認しておきたいポイント
病院を探す際には、以下の点を事前に確認しておくと安心です。
- 親知らずの抜歯で静脈内鎮静法や全身麻酔に対応しているか
- 日帰りではなく入院対応が可能か
- 紹介状が必要か
- 初診から抜歯までの流れや期間
- 保険適用になる範囲
また、親知らずの状態によっては、医師から「入院の必要はなく外来で対応可能」と説明される場合もあります。その場合でも、不安の強さを伝えることで対応方法を一緒に検討してもらえます。
例えば、歯が少し歯肉に覆われている程度であっても、患者本人の精神的負担が大きい場合は、鎮静法など別の選択肢を提案されることがあります。
まとめ
親知らず1本の抜歯は通常は外来処置ですが、強い恐怖心がある場合や麻酔を希望する場合は、大学病院や総合病院の歯科口腔外科で相談することができます。
ただし、入院や全身麻酔が必ず適用されるわけではなく、親知らずの状態や本人の希望、医療機関の判断によって対応が決まります。
抜歯への不安が大きい場合は、予約時や診察時に恐怖心について正直に伝え、静脈内鎮静法や入院対応の可否を確認することが、安心して治療を受けるための第一歩です。


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