納豆のような臭いの耳だれと耳の痛みがある原因とは?中耳炎や外耳炎の可能性と受診の目安

耳の病気

耳が痛くなった後に腫れがあり、さらに納豆のような臭いのする耳だれが出てくると、不安になる方も多いでしょう。耳だれの臭いや痛みは、耳の中で炎症や感染が起きているサインである場合があります。

耳の症状は原因によって治療方法が異なり、放置すると痛みが強くなったり、聞こえに影響したりすることもあります。この記事では、臭いのある耳だれが出る主な原因、片耳から両耳へ症状が広がる可能性、受診するタイミングについて解説します。

納豆のような臭いがする耳だれが出る主な原因

耳だれとは、耳の穴から出てくる液体のことで、透明なものから黄色や白色の膿のようなものまでさまざまです。特に強い臭いがある耳だれは、細菌などによる感染が関係していることがあります。

代表的な原因として考えられるものに、外耳炎や中耳炎があります。どちらも耳の中で炎症が起こり、痛みや耳だれを伴うことがあります。

例えば、耳かきのしすぎやイヤホンの長時間使用などで耳の皮膚に小さな傷ができると、そこから細菌が入り込み、外耳炎になることがあります。その場合、耳の痛み、腫れ、臭いのある耳だれが出ることがあります。

耳が痛くて腫れた後に耳だれが出る場合に考えられること

耳の痛みが徐々に強くなり、その後に耳だれが出てきた場合、耳の中で炎症が進んでいる可能性があります。

中耳炎では、鼓膜の奥にある中耳という部分に炎症が起こります。炎症によって膿がたまり、鼓膜が破れて耳だれとして外へ出ることがあります。

また、外耳炎の場合は耳の入り口や耳の穴の皮膚が腫れ、触ると痛い、耳を引っ張ると痛い、耳から臭い液体が出るといった症状が見られることがあります。

片方の耳から始まった症状が両耳に出ることはあるのか

最初は片耳だけだった症状が、後から反対側の耳にも出ることはあります。ただし、必ず両耳が同じ病気になるとは限りません。

例えば、風邪や鼻の炎症が原因で中耳炎になっている場合、左右の耳に影響することがあります。また、耳を触る習慣や耳かき、イヤホンの共有などによって、細菌が別の耳へ移る可能性もあります。

一方で、片方の耳だけの炎症が偶然もう片方にも起きている場合もあります。そのため、「もう片方も痛くなるのか」と心配するより、現在出ている症状を確認して早めに診察を受けることが大切です。

臭いのある耳だれが出た場合は耳鼻科を受診したほうがよい理由

耳だれがあり、さらに痛みや腫れを伴っている場合は、自己判断で様子を見るより耳鼻科で確認してもらうことをおすすめします。

耳の中は自分では状態を確認しにくく、炎症がどこで起きているのか判断することが難しい場所です。耳鼻科では専用の器具で耳の中を確認し、必要に応じて耳の処置や点耳薬、抗菌薬などによる治療を行います。

特に以下のような症状がある場合は、できるだけ早めに受診しましょう。

  • 強い耳の痛みが続いている
  • 耳の周囲が腫れている
  • 黄色や白色の膿のような耳だれが出る
  • 悪臭のある耳だれが続く
  • 聞こえにくさや耳鳴りがある
  • 発熱がある

耳だれがあるときに自宅でしてはいけないこと

耳だれが出ていると、きれいにしようとして耳の奥まで綿棒や耳かきを入れたくなることがあります。しかし、炎症がある状態で耳を刺激すると、傷が悪化したり、細菌感染が広がったりする可能性があります。

耳の外側に出てきた液体は清潔なティッシュなどで優しく拭き取る程度にし、耳の奥へ物を入れないようにしてください。

また、市販の点耳薬を自己判断で使用する場合も注意が必要です。鼓膜に穴が開いている場合など、使用できない薬もあります。症状に合った治療を受けるためにも、まず耳鼻科で診てもらうことが安全です。

耳の感染症を予防するためにできること

耳のトラブルを防ぐには、耳の中を過剰に触らないことが大切です。耳あかには耳の皮膚を守る役割もあり、必要以上の耳掃除は逆に炎症の原因になることがあります。

また、イヤホンを長時間使用する場合は、定期的に休憩を入れ、イヤホン自体も清潔に保つようにしましょう。

例えば、お風呂上がりに耳の中まで綿棒で水分を取ろうとすると、皮膚を傷つけることがあります。耳の入り口付近を優しく拭く程度にすることで、耳の健康を保ちやすくなります。

まとめ:臭いのある耳だれと痛みは早めの確認が大切

耳の痛み、腫れ、納豆のような臭いのする耳だれは、外耳炎や中耳炎など耳の炎症が関係している可能性があります。片耳から始まった症状が反対側にも出ることはありますが、原因を特定するには耳鼻科での診察が必要です。

特に痛みが続いている、耳だれの臭いが強い、腫れがある場合は、放置せず早めに医療機関へ相談しましょう。

耳の症状は早く対応するほど治療もしやすくなります。耳の中を刺激せず、清潔を保ちながら、専門家による確認を受けることが大切です。

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