乱視用コンタクトレンズを選ぶ際、PWR(度数)だけでなくAX(軸度)という数値も重要になります。処方されたAX100のレンズが在庫になく、AX90やAX160など別の軸度で代用できるのか気になる方も多いでしょう。
AXの数値は見え方に関わる重要な要素ですが、度数や乱視の強さによって影響の感じ方は変わります。この記事では、コンタクトレンズのAXとは何か、AX100とAX90・AX160の違い、変更した場合の見え方への影響について分かりやすく解説します。
コンタクトレンズのAX(軸度)とは何を表しているのか
AXとは、乱視用コンタクトレンズに設定されている「乱視の補正方向」を表す数値です。単位は度数(°)で表され、0度から180度まであります。
乱視は角膜や水晶体の形状によって、光が一点に集まりにくくなる状態です。そのため、乱視用レンズでは単純に度数を合わせるだけではなく、乱視の方向に合わせて補正する必要があります。
例えば、AX100のレンズは100度の方向に合わせて乱視補正を行う設計になっています。AX90の場合は補正方向が10度ずれることになります。
AX100とAX90の10度差は大きな違いなのか
AX100とAX90の違いは、数値上では10度の差ですが、実際の見え方への影響は乱視の強さによって変わります。
乱視が軽度の場合、10度程度の軸度の違いでは、本人がほとんど違和感を感じないこともあります。一方で、乱視度数が強い場合や視力への要求が高い場合には、少しぼやける、文字が見づらいなどの変化を感じることがあります。
例えば、普段の生活で遠くの看板や細かい文字を見る機会が多い人は違いを感じやすい場合がありますが、日常生活では問題なく使えるケースもあります。
AX160はAX100と比べてどれくらい違うのか
AX100とAX160では60度の差があります。AXは0度から180度までの範囲で表されますが、乱視軸は180度を基準に考えるため、単純に数値の差だけで判断することはできません。
例えば、AX160はAX180に近い方向であり、AX100とは補正方向が大きく異なります。そのため、乱視の状態によってはAX90よりも見え方への影響が出る可能性があります。
特に乱視度数が強い人の場合、軸度のズレが大きくなるほど、ピントが合いにくい、目が疲れるといった症状につながることがあります。
乱視用コンタクトでAXを変更する場合の注意点
乱視用コンタクトレンズは、処方された数値が最も適した状態になるように調整されています。そのため、在庫の都合で別のAXを選ぶ場合は、見え方を確認しながら判断することが大切です。
コンタクト販売店や眼科で「少し見えにくくなる可能性がある」と説明される場合は、生活に支障が出ない範囲で使用できる可能性があるという意味であることが多いです。
例えば、普段の使用目的がスマートフォンを見ることや近距離作業中心であれば問題を感じにくい場合がありますが、運転や細かい作業をする場合は慎重に選ぶ必要があります。
AX変更後に確認したい見え方のポイント
AXを変更したコンタクトを使用する場合は、以下のような変化がないか確認すると安心です。
- 遠くの文字がぼやける
- 片目だけ疲れる感じがする
- 頭痛や目の疲労を感じる
- 夜間の光がにじむ
これらの症状が強い場合は、軸度が合っていない可能性もあります。無理して使い続けず、眼科で再確認することがおすすめです。
自分に合った乱視用コンタクトを選ぶために
乱視用コンタクトレンズは、PWR、CYL(乱視度数)、AXの3つのバランスで見え方が決まります。AXだけを見て判断するのではなく、全体の数値を確認することが重要です。
また、同じ数値のレンズでも、メーカーやレンズの形状によって装用感や安定性が異なる場合があります。
処方されたAXと違うレンズを購入する場合は、自己判断だけで決めず、眼科や販売店に相談しながら選ぶことで、快適な視界を保ちやすくなります。
まとめ
AX100とAX90は10度の差があり、乱視の強さによっては見え方に影響することがあります。ただし、軽度の乱視であれば大きな違和感なく使用できる場合もあります。
一方でAX160のように補正方向が大きく異なる場合は、見え方への影響が出る可能性が高くなります。
乱視用コンタクトは数値の小さな違いでも人によって感じ方が異なるため、実際の見え方や目の疲れを確認しながら、自分に合ったレンズを選ぶことが大切です。


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