粘り気のある目やに・かすみ目が続く原因は?コンタクト使用者が注意したい結膜炎・角膜炎と受診の目安

目の病気

粘り気のある目やにが何度も出る、目の中に糸を引くような分泌物がたまる、視界がぼやけるといった症状には、結膜炎やドライアイ、コンタクトレンズによる刺激など複数の原因が考えられます。特にコンタクトレンズを使用している人では、単なる目やにと思って放置できないケースもあります。

目が赤くない場合でも、角膜や結膜にトラブルが起きていないとは限りません。とくにコンタクトレンズ使用中に目の違和感や見え方の変化が出た場合は、いったんレンズを外し、症状が続くなら眼科で確認してもらうことが重要です。

粘り気のある目やにが続くときに考えられる原因

目やには、涙に含まれる成分や粘液、目の表面から剥がれた細胞などによって生じます。起床時に少量付着する程度なら珍しいことではありませんが、日中にも繰り返し出たり、普段より明らかに量が増えたりした場合には目の炎症が関係している可能性があります。

代表的な原因としては、細菌性・ウイルス性・アレルギー性などの結膜炎、ドライアイ、コンタクトレンズによる刺激などがあります。粘り気のある分泌物だけから原因を断定することはできず、目の状態を実際に診察することが必要です。

例えばアレルギー性結膜炎では、かゆみや涙、目やになどがみられます。一方、感染症では目やにだけでなく、充血、痛み、涙、見えにくさなどが現れる場合があります。症状の組み合わせによって考えられる病気が変わるため、自己判断だけで市販の目薬を選ぶのは避けたほうが安全です。

目が赤くなくても結膜炎などを否定できるとは限らない

結膜炎というと白目が真っ赤になるイメージがありますが、症状の程度や原因には個人差があります。そのため、充血していないという一点だけで結膜や角膜の病気ではないと判断することはできません。

また、コンタクトレンズ使用者で特に注意したいのが角膜のトラブルです。コンタクトレンズは角膜に直接接触する医療機器であり、レンズによる傷や乾燥、汚染などをきっかけとして角膜に炎症や感染症が起こることがあります。

目やにに加えて視界がぼやける、見え方がいつもと違うという場合は、単なる結膜炎だけを想定せず眼科を受診することが大切です。分泌物が一時的に角膜表面を覆ってぼやけているだけの場合もありますが、角膜そのものに異常が生じて視力が低下している可能性との区別は自分では困難です。

コンタクトレンズを毎日使っている場合はどうする?

目に違和感や目やに、見え方の異常がある状態でコンタクトレンズを使い続けることはおすすめできません。症状がある間はレンズを外し、可能であればメガネに切り替えましょう。

特に、レンズを外すと一時的に楽になるからといって翌日に再び装用し、症状が出たらまた外すという使い方を繰り返すのは避けます。炎症や角膜の傷が存在する場合、コンタクトレンズによる刺激によって悪化する可能性があるためです。

ワンデータイプなら使用済みのレンズを再利用せず廃棄します。2週間交換などの再使用タイプでは、レンズだけでなく保存ケースやケア方法にも注意が必要です。水道水でレンズや保存ケース内を満たしたり、指定された交換期間を超えてレンズを使用したりしないことも重要です。

視界がぼやける症状があるときは早めの眼科受診を

コンタクトレンズ使用者の場合、目の違和感や目やにだけでなく、視界がぼやける・視力が落ちたように感じる症状がある場合には早めに眼科を受診するのが安全です。角膜感染症では目やに、痛み、充血などとともに視力低下が起こることがあります。

特に強い目の痛み、急激な視力低下、強いまぶしさ、著しい充血、涙が止まらない、黒目に白い濁りが見えるといった症状がある場合には、様子見を続けず速やかに眼科へ相談してください。

受診するときには、いつから症状が始まったか、目やにの色や量、片目か両目か、コンタクトレンズの種類、1日の装用時間、レンズの交換頻度などを伝えると診察の参考になります。使用しているレンズやケア用品の商品名も確認しておくとよいでしょう。

市販の目薬だけで様子を見るときの注意点

目やにが出るからといって、以前処方された抗菌点眼薬や家族の目薬を自己判断で使用することは避けましょう。結膜炎にも細菌、ウイルス、アレルギーなどさまざまな原因があり、必要となる対応が異なります。

また、目薬によってはコンタクトレンズを装着した状態で使用できないものがあります。症状が出ている時点では、目薬を使いながらコンタクトレンズの装用を続けることよりも、まずレンズを外して眼科で原因を確認することを優先します。

例えば、数日間続いている目やにと見え方の変化がある場合は、さらに数日待って自然に治るか試すより、眼科で角膜や結膜の状態を確認してもらうほうが安心です。目の表面は自分で詳しく観察することが難しいためです。

コンタクトレンズ使用者が普段からできる予防

コンタクトレンズによるトラブルを減らす基本は、装着・取り外し前に石けんで手を洗い、清潔な手でレンズを扱うことです。レンズメーカーが指定する装用時間や交換期限も守ります。

再使用タイプでは指定された方法で毎回レンズを洗浄・消毒し、保存液を継ぎ足して使用しないことが重要です。また、コンタクトレンズを装着したまま眠る、水泳や入浴で不用意に水に触れさせるといった使い方も避けます。

そして、問題なく見えている時期にも定期的に眼科で検査を受けることが大切です。コンタクトレンズは直接目に触れる高度管理医療機器であり、自覚症状が軽いうちに異常を確認できることがあります。

まとめ:目やにと見え方の変化があればコンタクトを外して眼科へ

粘り気のある目やにが続く原因には、結膜炎、アレルギー、ドライアイ、コンタクトレンズによる刺激などさまざまなものがあります。充血がない場合でも、症状だけから病気の有無を判断することはできません。

とくにコンタクトレンズ使用者で、目やにに加えて視界がぼやけるなど見え方にも変化が出ている場合は注意が必要です。まずコンタクトレンズの使用を中止してメガネに切り替え、早めに眼科専門医の診察を受けることが基本となります。

強い痛みや急な視力低下、強い充血、まぶしさ、黒目の濁りなどが現れた場合には、通常の様子見ではなく速やかな受診が必要です。目の症状は原因によって治療法が大きく異なるため、自己判断でコンタクトレンズの装用や点眼治療を続けず、専門医に状態を確認してもらいましょう。

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