入浴が難しい入院患者はどうする?病室での清拭や看護師による体のケアについて解説

病院、検査

入院中に体力が低下したり、けがや病気の影響で自分でお風呂場まで移動できない患者さんは少なくありません。そのような場合、無理に入浴するのではなく、患者さんの状態に合わせた清潔ケアが行われます。

この記事では、自力で歩行が難しい入院患者さんがどのように体を清潔に保つのか、病室での清拭やシャワー介助、看護師が行うケアの内容について詳しく解説します。

入浴できない患者さんにはどのような清潔ケアを行うのか

病院では、患者さんの体力や病状に合わせて、さまざまな方法で体を清潔に保つケアが行われます。必ずしも全員がお風呂場まで移動して入浴するわけではありません。

歩行が難しい場合や、手術後・治療直後で安静が必要な場合には、ベッド上で体を拭く「清拭(せいしき)」という方法がよく行われます。

清拭では、温かいタオルなどを使って顔、首、腕、胸、お腹、背中、足などを順番に拭き、汗や汚れを取り除きます。必要に応じて着替えやシーツ交換も同時に行われます。

病室で看護師さんが体を拭いてくれることはあるのか

自分で体を拭くことが難しい患者さんの場合、看護師や看護補助者が清拭を行うことがあります。これは入院中の一般的な看護ケアの一つです。

例えば、足を骨折して歩けない患者さん、手術後で起き上がれない患者さん、体力が低下している高齢の患者さんなどは、ベッド上で清潔を保つための援助を受けることがあります。

清拭の際は、患者さんのプライバシーに配慮しながら、必要な部分だけを順番に拭くなど、できるだけ負担や恥ずかしさを感じにくいように工夫されています。

状態によってはシャワーや入浴の介助を受けることもある

患者さんの状態が少し改善し、座ることや移動が可能になった場合には、シャワー浴や入浴の介助が行われることもあります。

その場合、看護師や介護スタッフが車椅子で浴室まで移動を手伝ったり、洗髪や体を洗う動作をサポートしたりします。

例えば、歩くことは難しいものの、車椅子なら移動できる患者さんの場合は、専用の浴室設備を利用して安全に入浴できることがあります。

清拭や入浴介助を行う基準は患者さんの状態で決まる

どの方法で体を清潔にするかは、患者さんの病状、体力、医師の指示、看護師による判断などをもとに決められます。

単純に「歩けないから必ず清拭になる」というわけではなく、ベッドから車椅子へ移れるか、座った姿勢を保てるか、治療上の制限があるかなどを総合的に考えます。

例えば、足のけがで歩けなくても上半身は自由に動かせる場合と、全身の安静が必要な場合では、必要なケアの内容は大きく異なります。

入院中の清潔ケアで気になることは相談してよい

入院すると、体を拭いてもらうことや入浴介助を受けることに不安や抵抗を感じる人もいます。しかし、医療スタッフは患者さんの尊厳や気持ちに配慮しながらケアを行っています。

「どのくらいの頻度で体を拭いてもらえるのか」「自分でできる部分は自分でしたい」など、希望や不安がある場合は看護師に相談することができます。

患者さん自身ができることを大切にしながら、安全に清潔を保てるよう、一人ひとりに合わせた方法が選ばれています。

まとめ

自力でお風呂場まで歩くことが難しい入院患者さんは、病室のベッド上で看護師やスタッフによる清拭を受けることがあります。

また、状態によってはシャワー介助や入浴介助など、別の方法で体を清潔に保つことも可能です。

入院中の清潔ケアは患者さんの状態や安全性を考えて決められます。不安なことや希望がある場合は、遠慮せず医療スタッフに相談することが大切です。

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