妊娠中は「肌がきれいになる人もいる」と聞く一方で、妊娠後期になって突然ニキビや肌荒れが悪化する人も少なくありません。特に37週前後の妊娠後期は、ホルモンバランスや生活リズムの変化によって顎ニキビができやすくなることがあります。この記事では、妊娠後期に顎ニキビが悪化しやすい理由や、妊娠中のスキンケア、市販薬を選ぶ際の注意点についてわかりやすく解説します。
妊娠後期に顎ニキビが増えることはある?
妊娠後期に顎ニキビが増えることは珍しくありません。
妊娠中はホルモンバランスが大きく変化しており、特に黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響で皮脂分泌が増えやすくなることがあります。
顎やフェイスラインはもともとホルモンの影響を受けやすい部位のため、「普段から顎だけニキビができやすい」という人は、妊娠後期に悪化しやすい傾向があります。
また、妊娠後期は睡眠の質が下がったり、出産への不安やストレスが増えたりしやすい時期でもあります。
妊娠前は問題なかった人でも、後期に急に大きな炎症ニキビができるケースはあります。
なぜ顎に大きなニキビができやすいの?
顎ニキビは、皮脂・毛穴詰まり・炎症・ホルモンバランスなどが複雑に関係して起こります。
特に妊娠後期は、以下のような要因が重なりやすくなります。
- ホルモン変化による皮脂増加
- 睡眠不足や浅い眠り
- 出産前のストレス
- むくみや代謝変化
- マスクや寝具による刺激
- 無意識に触るクセ
また、大きく腫れるニキビは炎症が強い「赤ニキビ」や「膿ニキビ」の状態になっていることもあります。
針で潰したあとに赤くなるのは、炎症や刺激によるものの可能性があります。
無理に押し出すと、色素沈着やニキビ跡につながることもあるため注意が必要です。
妊娠中でも市販薬は使える?注意点は?
妊娠中は使えるニキビ薬に注意が必要です。
一般的なニキビ薬の中には、妊娠中には使用を避けた方がよい成分が含まれている場合があります。
| 成分例 | 妊娠中の注意 |
|---|---|
| レチノール・ビタミンA誘導体 | 使用を避けるよう案内されることが多い |
| アダパレン | 妊娠中は通常使用しない |
| 過酸化ベンゾイル | 使用前に医師・薬剤師へ相談推奨 |
| 抗菌成分配合薬 | 商品によって確認が必要 |
そのため、市販薬を購入する場合は「妊娠中でも使用可能か」を薬剤師へ確認するのが安心です。
自己判断で強いニキビ薬を使うよりも、産婦人科や皮膚科で相談した方が安全な場合もあります。
日本皮膚科学会でもニキビ治療に関する情報が公開されています。詳しく知りたい場合は[参照]も参考になります。
妊娠後期の肌荒れ対策で意識したいこと
妊娠後期の肌荒れ対策では、「刺激を減らすこと」が大切です。
洗顔を頑張りすぎると逆に乾燥して皮脂分泌が増えることもあるため、やさしく洗うことを意識します。
- ゴシゴシ洗わない
- 熱いお湯を避ける
- 保湿をしっかりする
- 髪が顎に触れないようにする
- 寝具やタオルを清潔に保つ
- ニキビを触らない
また、妊娠後期は胃が圧迫されて食生活が乱れやすくなることもあります。
例えば、甘いものや脂っこい食事が増えると皮脂分泌に影響することもあるため、無理のない範囲でバランスを意識することも大切です。
ただし、「食生活が悪いからニキビになる」と単純に決まるわけではなく、妊娠中はホルモン変化の影響が大きいケースも多くあります。
こんな時は皮膚科へ相談を
妊娠中でも、ニキビの炎症が強い場合は皮膚科へ相談した方がよいことがあります。
例えば、以下のような場合は受診を検討してもよいでしょう。
- 大きく腫れて痛い
- 繰り返し同じ場所にできる
- 膿が多い
- 跡になりそう
- 市販ケアで改善しない
妊娠中でも使いやすい外用薬を処方してもらえる場合があります。
また、産婦人科へ通院中であれば、「妊娠中だけど皮膚科受診して大丈夫か」を相談してみても安心です。
まとめ
妊娠後期はホルモンバランスの変化やストレス、睡眠不足などの影響で、顎ニキビが悪化しやすくなることがあります。
特に37週前後は体の変化も大きく、これまで肌荒れが少なかった人でも急に大きなニキビができるケースがあります。
妊娠中は使用できる市販薬に注意が必要なため、自己判断で強い薬を使わず、薬剤師や皮膚科へ相談することも大切です。
無理に潰したり刺激を与えたりせず、やさしいスキンケアを意識しながら、必要に応じて医療機関へ相談してみましょう。


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