双極性障害や不安症状を抱えている人の中には、「朝は平気なのに午後から急に不安感が強くなる」「落ち着くために市販薬を多めに飲んでしまう」と悩む人もいます。一時的に気持ちが楽になる感覚があっても、オーバードーズ(OD)は心身への負担や依存につながることがあり、注意が必要です。この記事では、午後〜夕方に不安感が強くなる理由、市販薬ODを繰り返してしまう背景、やめるために考えたい方法についてわかりやすく解説します。
午後〜夕方に不安感が強くなることはある?
「朝は比較的落ち着いているのに、午後から急に不安が強くなる」という状態は、精神的な不調を抱える人では珍しくありません。
体内時計や自律神経、ストレスホルモンの変動などが関係していると考えられており、特に夕方にかけて気分が不安定になる人もいます。
また、双極性障害では気分の波だけでなく、不安感や焦燥感が前面に出ることもあります。
例えば、「夕方になるとソワソワする」「理由のない不安が急に押し寄せる」「何かしないと耐えられない感じになる」という形で現れることがあります。
不安を和らげたい気持ちから、市販薬へ頼ってしまう人も少なくありません。
市販薬ODが繰り返しやすくなる理由
市販薬のオーバードーズ(OD)は、「死にたいから」だけではなく、不安感や苦しさを一時的に和らげる目的で行われることがあります。
特に、「飲むと落ち着く」「頭がぼんやりして楽になる」「多幸感がある」という感覚があると、つらい時間帯に繰り返しやすくなることがあります。
ただし、推奨量を超えて服用すると、肝機能障害や意識障害、不整脈などにつながる危険性があります。
また、双極性障害では、気分変動に伴って衝動性が高まりやすい時期もあり、「やめたいのにやめられない」と感じることもあります。
「一人でしているから大丈夫」というわけではなく、体への負担が蓄積することもあるため注意が必要です。
病院で相談した方がいい?薬を調整するケースもある
すでに精神科や心療内科へ通院している場合は、「午後から不安感が強くなってODしてしまうこと」を主治医へ相談することが大切です。
実際、薬の効果時間や種類が現在の症状に合っていない場合、調整によって改善するケースもあります。
例えば、以下のような対応が検討されることがあります。
- 不安症状への薬の調整
- 服薬タイミングの変更
- 頓服薬の追加
- 睡眠リズムの見直し
- カウンセリング併用
特に双極性障害では、自己判断で薬を増減すると気分の波が悪化することもあるため、主治医と相談しながら進めることが重要です。
「ODしてしまう」と言いにくく感じる人もいますが、精神科では珍しい相談ではありません。
厚生労働省のこころの情報サイトでも、依存や精神的不調について情報が公開されています。詳しく知りたい場合は[参照]も参考になります。
ODを繰り返しにくくするための工夫
ODを完全に気合いだけでやめようとすると、逆につらくなることがあります。
まずは、「不安が強くなる時間帯」を把握し、その時間をどう乗り切るか考えることが大切です。
例えば、以下のような工夫をする人もいます。
- 市販薬を大量に買い置きしない
- 夕方に予定を入れる
- 不安を書き出す
- 主治医へ頓服について相談する
- 信頼できる人へ状況を共有する
- 散歩やシャワーで感覚を切り替える
また、「ODしたい」という気持ちが強い時は、完全に否定しようとするより、「今かなり不安が高まっているサインなんだな」と気づくだけでも違う場合があります。
不安感は波のように上下することがあり、少し時間を置くことで衝動が弱まることもあります。
こんな時は早めの相談を
以下のような状態がある場合は、できるだけ早めに主治医や医療機関へ相談した方が安心です。
- ODの回数が増えている
- 飲む量が増えてきている
- 記憶が飛ぶことがある
- 眠れない日が続いている
- 気分の波が大きい
- 希死念慮がある
また、休日や夜間などで主治医へ連絡できない場合は、地域の精神保健福祉センターや相談窓口を利用する方法もあります。
「病院に迷惑かもしれない」と感じる人もいますが、症状や衝動について共有することは治療の大切な一部です。
まとめ
午後〜夕方に不安感が強くなり、市販薬ODを繰り返してしまう背景には、双極性障害や不安症状、ストレス、自律神経の乱れなどが関係している可能性があります。
一時的に落ち着く感覚があっても、ODは身体への負担や依存リスクにつながるため注意が必要です。
すでに通院している場合は、現在の症状やODしてしまうことを主治医へ相談し、薬の調整や治療方針を見直すことで改善につながるケースもあります。
「やめたいのにやめられない」と感じる時こそ、一人で抱え込まず、医療機関や相談先を頼ることが大切です。


コメント