抜いた親知らずが何年後かに炎症を起こすことはある?原因や受診の目安を解説

デンタルケア

親知らずを抜歯した後、何年も問題なく過ごしていたのに、突然痛みや腫れ、違和感が出ることがあります。「一度抜いた歯なのになぜ炎症が起こるのか」と不安になる方も少なくありません。

この記事では、抜歯した親知らず周辺で時間が経ってから炎症が起こる可能性や、その原因、症状が出た場合の対処方法について詳しく解説します。

抜いた親知らずが何年後かに痛むことはあるのか

親知らずを完全に抜歯して歯や歯根が残っていない場合、その歯自体が再び虫歯になったり炎症を起こしたりすることはありません。しかし、抜歯した周辺の組織や骨、歯ぐきなどに問題が起こり、痛みや腫れが出ることはあります。

抜歯後すぐではなく、数年から十年以上経ってから症状が出るケースもあります。これは、抜歯した部分に残った小さな組織や汚れ、周囲の歯や歯ぐきの状態変化などが関係している場合があります。

例えば、以前抜いた場所の奥に違和感がある、噛むと痛い、歯ぐきが腫れるといった症状がある場合は、親知らず跡周辺の状態を歯科医院で確認してもらうことが大切です。

親知らずを抜いた後に炎症が起こる主な原因

抜歯後に時間が経ってから炎症が起こる原因のひとつに、抜歯した部分にできた骨や歯ぐきの状態変化があります。口の中は常に細菌が存在する環境のため、傷跡周辺で細菌の影響を受けることがあります。

また、抜歯した場所の奥に小さな歯の欠片や骨のかけらが残っている場合、それが刺激となって炎症や違和感につながることがあります。

ほかにも、親知らずではなく隣の奥歯が虫歯や歯周病になっていることで、以前抜いた親知らずの場所が痛むように感じるケースもあります。

抜歯した親知らず周辺で起こる症状

炎症が起こった場合に見られる症状として、歯ぐきの腫れ、ズキズキする痛み、噛んだ時の違和感、口の開けにくさなどがあります。

軽い違和感だけの場合でも、炎症が進行すると痛みが強くなったり、膿がたまったりすることがあります。そのため、症状が長引く場合は早めの確認がおすすめです。

例えば、「数日前から抜歯した場所がムズムズする」「押すと痛い」「以前と同じような親知らずの痛みを感じる」といった場合でも、自己判断せず歯科医院で診てもらうことで原因を特定できます。

親知らずの抜歯跡が痛む時の対処方法

痛みや腫れがある場合は、まず患部を強く触ったり押したりしないことが大切です。刺激を加えることで炎症が悪化する可能性があります。

市販の鎮痛薬で一時的に痛みを抑えることはできますが、原因そのものを解決するものではありません。痛みが続く場合は歯科医院で診察を受けましょう。

歯科医院では、レントゲンなどで抜歯した部分や周囲の歯の状態を確認し、炎症の原因を調べます。必要に応じて洗浄や薬による処置が行われます。

歯科医院を受診した方がよいケース

以下のような症状がある場合は、早めに歯科医院へ相談することがおすすめです。

  • 痛みが数日以上続いている
  • 歯ぐきや頬が腫れている
  • 膿のようなものが出る
  • 口が開けにくい
  • 発熱がある

特に腫れが強い場合や発熱を伴う場合は、感染が広がっている可能性もあるため、放置しないことが重要です。

また、痛みの場所が親知らずを抜いた部分だと思っていても、実際には隣の歯や歯周組織が原因の場合もあります。専門家による確認が必要です。

まとめ

完全に抜歯した親知らずそのものが何年後かに再発することはありませんが、抜歯した周辺の組織や隣の歯などが原因で、時間が経ってから炎症や痛みが起こることはあります。

抜歯から何年も経過している場合でも、腫れや痛みなどの変化があれば歯科医院で確認することが大切です。早めに原因を調べることで、適切な処置につながります。

親知らずを抜いた経験がある方でも、口の中の状態は年齢や生活習慣によって変化します。違和感を感じた時は放置せず、専門家に相談するようにしましょう。

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