ものもらいができたとき、普段2week(2週間交換)コンタクトレンズを使っている人は、今まで使っていたレンズをそのまま使い続けてよいのか迷いやすいところです。2weekタイプは毎日交換する1dayタイプと違って同じレンズを繰り返し装用するため、目に炎症や感染が疑われる時期には特に衛生管理へ注意する必要があります。
また、一般に「ものもらい」と呼ばれる症状でも、麦粒腫や霰粒腫など原因や状態が異なることがあります。自己判断でコンタクトレンズを使い続けるのではなく、目の状態を優先して対応することが大切です。
ものもらいがある間はコンタクトレンズを休むのが基本
目やまぶたに炎症が起きている間は、基本的にコンタクトレンズの装用を控え、メガネで過ごすのが安全です。日本眼科医会も、コンタクトレンズ使用中に充血、痛み、異物感などの異常がある場合には、直ちにレンズの使用を中止して眼科専門医を受診するよう案内しています。
ものもらいでは、まぶたの腫れ、赤み、痛み、目やになどが生じることがあります。こうした状態でコンタクトレンズを装用すると、レンズの着脱時に目やまぶたへ触れる機会が増えるほか、目の違和感を悪化させる可能性もあります。
眼科から点眼薬を処方されている場合も注意が必要です。治療中はコンタクトレンズの装用を避け、いつから再開してよいか担当医へ確認するのが確実です。日本眼科医会も、目の病気に対する点眼治療中はコンタクトレンズの装用を避け、再開について担当医へ相談するよう説明しています。[参照]
使用していた2weekレンズは新品に交換したほうが安心
ものもらいが起きる前後に装用していた2weekレンズについては、症状が治まったあとに同じレンズを再び使うより、新しいレンズへ交換して再開するほうが衛生面では安心です。特に目やにが付着した、レンズを触った手で患部にも触れていた、レンズの汚れが気になるといった場合には、無理に再使用するメリットは大きくありません。
2weekレンズは「開封から2週間使える」という交換方式ですが、その期間中ならどのような状態でも再使用してよいという意味ではありません。レンズは目に直接触れる高度管理医療機器であり、不適切な使用や管理によって角膜感染症などの重い眼障害につながる場合があります。[参照]
例えば、開封して5日目の2weekレンズを使用しているときにものもらいになった場合、「まだ9日残っているから」と考えて取っておくより、症状が改善して装用を再開できる状態になってから新品を開封する、という考え方がわかりやすいでしょう。
レンズだけでなくケースやケア用品の衛生管理も確認する
2weekコンタクトを使用している場合、レンズそのものだけでなく保存ケースの管理も重要です。レンズケースが汚染されていると、新しいレンズに交換しても衛生上の問題を繰り返す可能性があります。
日本眼科医会では、2週間交換などのソフトコンタクトレンズについて、保存液につけるだけではなくレンズをこすり洗いすること、さらにレンズケースも定期的に新しいものへ交換することを案内しています。[参照]
ものもらいなど目のトラブルをきっかけに装用を休止する場合は、レンズケースについても汚れや使用期間を確認するとよいでしょう。ケア用品は製品ごとに使用方法が異なるため、消毒液や保存液の説明書に従うことも重要です。
コンタクトを再開するタイミングはどう判断する?
「腫れが少し引いたから大丈夫」と見た目だけで判断してコンタクトを再開するのはおすすめできません。赤み、痛み、目やに、異物感などが残っている場合は、まだ目やまぶたに問題が残っている可能性があります。
特に眼科で治療を受けている場合は、処方された薬を自己判断で中止したり、コンタクトレンズを勝手に再開したりせず、医師から指示された期間を守りましょう。再開時には新品のレンズを使用する方法が衛生管理上わかりやすく、古いレンズを再び目に入れる不安も減らせます。
なお、コンタクトレンズを外しても強い痛みが続く、見え方がおかしい、強い充血がある、目やにが多いといった場合には、単純なものもらいと思い込まず早めに眼科を受診することが重要です。コンタクトレンズ使用者では角膜感染症など別のトラブルが起きている可能性もあります。
2weekレンズで目のトラブルを防ぐための基本
2weekレンズは正しく管理すれば便利ですが、毎日同じレンズを再使用するため、1dayタイプ以上に日々のケアが重要になります。装着・取り外しの前には石けんで手を洗い、清潔な手でレンズを扱います。
また、2weekという交換期間は「実際に装用した日数を合計して14日」という意味ではなく、基本的には製品で定められた交換スケジュールを守る必要があります。自己判断で交換期間を延長しないようにしましょう。
日本眼科医会の調査でも、2週間交換ソフトコンタクトレンズの使用期限を超えた使用などを避け、眼科医の指導や添付文書に従って使用することが重要とされています。[参照]
まとめ:ものもらい中は2weekコンタクトを休み、再開時は新品が安心
ものもらいなどで目やまぶたに炎症があるときは、コンタクトレンズを無理に装用せず、メガネへ切り替えるのが基本です。特に痛み、充血、目やに、異物感などがある場合にはコンタクトレンズを外し、眼科で状態を確認してもらいましょう。
症状が出ている期間に使用していた2weekレンズは、再開時に同じものを使い回すよりも新品へ交換するほうが衛生面で安心です。レンズケースやケア用品についてもあわせて管理状態を確認するとよいでしょう。
そして、いつからコンタクトレンズを再開できるかは症状によって異なります。治療を受けている場合は担当の眼科医の指示を優先し、目が十分に回復してから清潔な新品レンズで再開することが大切です。


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