矯正用マウスピースやナイトガードなどを初めて装着した時、「急にえずくようになった」「ふとした瞬間にグエッとなる」と感じる人は少なくありません。口の中に今までなかったものが入るため、不快感や違和感が出ることがあります。
この記事では、マウスピース装着初期にえずく原因や、どのくらいで慣れるのか、少しでも楽に使うための工夫について解説します。
マウスピースを付け始めてえずくのは珍しいことではない
マウスピースを使い始めた直後にえずきそうになるのは、体が異物として反応しているために起こることがあります。特に初日は舌や喉がマウスピースの存在を強く感じやすく、違和感が大きくなりがちです。
口の中には異物を感知する神経が多くあります。そのため、普段は触れない場所にマウスピースが当たることで、反射的に吐き気を感じることがあります。
例えば、新しい入れ歯やマウスピースを初めて使う人が「口の中が気になる」「舌が落ち着かない」と感じるのと同じような反応です。
えずきやすくなる主な原因
マウスピース装着時のえずきには、いくつかの原因があります。代表的なものは、マウスピースの厚みや装着位置による刺激です。
特に奥歯側まで覆うタイプの場合、喉に近い部分が刺激されることで嘔吐反射が起こりやすくなることがあります。また、サイズが合っていなかったり、端が当たっていたりする場合も違和感につながります。
さらに、初めて装着した緊張や「吐きそうになるかも」という不安が、体の反応を強める場合もあります。
どのくらいでマウスピースに慣れる?
慣れるまでの期間には個人差がありますが、多くの場合は数日から数週間程度で違和感が軽くなっていきます。
最初は会話や唾を飲み込む動作だけでも気になっていた人でも、毎日使用することで脳や口の中がマウスピースの状態に慣れていきます。
例えば、初日は数時間しか装着できなかった人でも、1週間ほど経つと装着していることを忘れる時間が増えることがあります。
えずきを軽減するための工夫
マウスピースの違和感を減らすためには、無理に我慢しすぎず徐々に慣らすことが大切です。特に装着直後は、リラックスして鼻呼吸を意識すると楽になる場合があります。
また、マウスピースを装着した状態で水を飲む、短時間から使用時間を伸ばすなど、少しずつ口の中を慣らしていく方法もあります。
例えば、最初から一日中装着するのが辛い場合でも、家でリラックスしている時間から始めることで心理的な負担を減らせます。
マウスピースが合っていない可能性があるケース
多少の違和感は自然な反応ですが、強い吐き気が続く場合や、毎回装着するとえずいてしまう場合は、マウスピースの形が合っていない可能性があります。
歯科医院で作製したマウスピースの場合でも、使用後に気になる部分が出てくることがあります。その場合は自分で削ったり加工したりせず、作製した歯科医院に相談することが大切です。
例えば、奥の部分が長すぎて喉に当たる、縁が歯ぐきに当たるなどの場合は、調整によって改善できることがあります。
装着中に避けたいこと
えずきを我慢するために、マウスピースを頻繁に外したり、自己判断で使用時間を大きく減らしたりすると、矯正などの目的によっては十分な効果が得られない場合があります。
ただし、強い痛みや吐き気がある場合は無理をする必要はありません。症状の程度を確認しながら、必要であれば専門家へ相談しましょう。
大切なのは「慣れるまで我慢すること」と「問題がある状態を放置すること」を区別することです。
まとめ
マウスピースを付け始めた時期にえずく感じがするのは、口の中が新しい刺激に慣れていないために起こることがあります。
多くの場合は数日から数週間で徐々に慣れていきますが、強い吐き気が続く場合や装着するたびに苦しい場合は、サイズや形状の確認が必要です。
焦らず少しずつ装着時間を増やしながら、快適に使える状態を目指しましょう。気になる症状がある場合は、作製した歯科医院へ相談することで安心して使用を続けられます。


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