インレーが入っていても矯正は可能？ジルコニア・セラミックインレーと矯正治療の関係を解説

歯列矯正を検討している方の中には、既にジルコニアやセラミックインレーなどを装着している場合もあるでしょう。その際、矯正治療に影響があるのか、再装着の必要があるのか気になるところです。ここでは、インレーが装着された歯でも矯正が可能かについて詳しく解説します。

1. ジルコニアインレーやセラミックインレーとは？

ジルコニアインレーやセラミックインレーは、銀歯の代わりに用いられる審美的な詰め物です。特にジルコニアは強度が高く、セラミックは自然な見た目が特徴です。これらのインレーは、歯の欠けた部分を修復し、自然な見た目と耐久性を兼ね備えています。

基本的に、インレーが入っている歯でも矯正治療は可能です。歯に装着されたインレーやクラウン（被せ物）は、矯正装置を固定する際に影響が少なく、通常通り矯正器具を装着できます。ただし、矯正力が強くかかるケースでは、インレーに負担がかかる可能性があるため、事前に歯科医師と相談することが重要です。

インレーが入っている場合、矯正力が過度にかかると破損や外れのリスクがわずかに上がります。特に金属のバンドやワイヤーが当たることでインレーが擦れる可能性もあるため、矯正装置の装着位置や矯正計画を慎重に検討する必要があります。

もし矯正治療中にインレーが破損したり外れたりした場合、修復は可能です。矯正中でもインレーの再装着や修理ができるため、大きな問題とはなりません。状況によっては矯正治療後に新しいインレーに交換するケースもあります。

矯正を始める前に、矯正歯科医と一般歯科医に事前相談を行いましょう。矯正中のインレーの影響や予防策について確認し、必要に応じて補強や対策を講じることで、安心して矯正治療に臨むことができます。

ジルコニアやセラミックインレーが入っている歯でも、矯正は可能です。インレーへの影響が気になる場合は、事前に歯科医師に相談し、適切な治療計画を立てることでスムーズな治療が実現します。インレーと矯正の両方を考慮した上で、理想の歯並びを目指しましょう。