食べ物の栄養とは

食事

食べ物の栄養とは

食べ物において栄養とは、食物を摂取することによって必要な物質を体内に取り入れて利用する営みのことです。また、そのために取り入れる物質を栄養素といいます。

栄養素とは

食物から得た成分のうち、 体内で組織を作る材料や活動するためのエネルギーとして利用されるものが栄養素です。

栄養素には、3大栄養素とされる糖質、脂質 たんぱく質と、 微量栄養素とされる無機質 (ミネラル)、ビタミンがあります。

すべての栄養素を完全に含んだ食品はないので、 いろいろな栄養素をバランスよくとるには、多種類の食材を組み合わせて食べることが重要です。

栄養素の働き

炭水化物

炭水化物とは、穀類・いも類 砂などの糖質と繊維を合わせたものです。

また、炭素、水素、酸素からなる有機化合物で、働く力や熱という大切なエネルギー源として1gにつき 4kcal を得ることができる栄養素ですが、 過剰摂取は肥満の原因になります。

炭水化物の種類と特徴消化酵素などで分解されて、これ以上小さい分子にならない単糖類ブドウ糖(グルコース)、果糖(フルクトース)、ガラクトースなど。単糖が2~10分子結合したもの。

ブドウ糖と果糖からなるしょ(スクロース)少糖類 ブドウ糖とガラクトースからなる乳糖(ラクトース)、2個のブドウ糖からなる美芽糖(マルトース)など。

多糖類単糖が多数結合したもの。甘味はないが分解されて単糖類になると甘味が出る。

プドウ糖で構成されるでんぶん (アミロース、 アミロペクチン) やグリコーゲンのほか、デキストリン、食物繊維など。

消化吸収

食物繊維は、デキストリンや麦芽糖を経て最終的にはブドウ糖になり、 小腸で吸収されます。

吸収されたあとは毛細血管に入り、血糖として筋肉に運ばれてエネルギー源になるほか、 肝臓に送られてグリコーゲンとして蓄積されます。

なお、 効率よくエネルギーを作るには、ビタミンB1 をいっしょにとるとよいでしょう。食物繊維には、ベクチン、不溶性アルギン酸 グルコマンナンなどの水溶性のものと、セルロース、キチンなどの不溶性のものとがある。

水溶性のものには、糖の吸収速度の抑制、あり血圧上昇の抑制 内細菌の 水溶性改善 血中コレステロールの低下作用の働きが、不溶性のものには便秘解消、 整調作用、 大腸がんの発生抑制、有害物質の排泄促進などの働きがある。

日の摂取基準は15~20gが目標。について、ほか、からだとどのようにかかわっているのかなど、たんぱく質については、入ってから・収のしくみる1g=4kcalCOM’n糖質炭素+水素+酸素

たんぱく質

たんぱく質はからだの組織を作り、 また、やホルモン、免疫抗体のもとになる大切な栄養素です。

約20種のアミノ酸が結合した化合物で、炭素、酸素、水素、窒素を含むのが特徴です。アミノ酸組み合わせなどにより、単純たんぱく質、たんぱく質たんぱく質などに分けられます。たんぱく質のエネルギージは1gで4kcalです。

たんぱく質は、とりすぎると動物性脂肪の摂取量増加にもつながるため、総たんぱく質摂取量の40〜50%で摂取するのが理想的です。

単純たんぱく質アミノ酸だけからなる。 アルブミン、グロブリン、グルテリン、 アルプミノイド、 プロタミンなど。
複合たんぱく質単純たんぱく質に糖質、脂質、金属などが結合したもの。核たんぱく質、糖たんぱく質、色素たんぱく質、リポたんぱく質など。
誘導たんぱく質たんぱく質が熱、アルカリ、酸、酵素などによって変化して生じたもの。ゼラチン、プロテオース、ペプトンなど。
必須アミノ酸

アミノ酸のうち、体内で作ることができない9種類を必須アミノ酸といい。これらは良質たんぱく質として、卵、乳、魚、肉類、大豆に多く含まれる。

消化・吸収

たんぱく質は、ペプシン、トリプシン、 ペプチターゼなどの消化酵素によってアミノ酸や数個のペプチドに分解されます。

そして、 小腸の上皮細胞に吸収され、毛に入って肝臓に送られ、筋肉などのからだの各組織に運ばれます。

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