発作性上室性頻拍(PSVT)に対するカテーテルアブレーションは、高い成功率が期待できる治療法として広く行われています。しかし、術後しばらくしてから「鼓動を強く感じる」「胸がドキッとする感覚がある」と不安になる人も少なくありません。
特に、脈拍自体は正常なのに拍動感だけが気になる場合、「再発なのでは」と心配になるケースがあります。
術後に拍動感を強く感じることはある?
カテーテルアブレーション後は、心臓の刺激伝導部分を焼灼した影響で、一時的に違和感を感じる人がいます。
実際には、脈拍数やリズムが正常でも、「脈を意識しやすくなる」「鼓動を強く感じる」と表現するケースがあります。
特に術後数日〜数週間は、身体が変化に敏感になっていることもあり、小さな拍動でも気になりやすい時期とされています。
再発との違いはどこにある?
再発の場合は、術前と似たような急激な頻脈発作が起こるケースが多くあります。
一方で、拍動感だけで脈拍数が安定しており、アップルウォッチなどでも大きな乱れが確認されない場合は、術後の経過観察になることもあります。
| 状態 | 特徴 |
|---|---|
| 術後の拍動感 | 脈は整っていることが多い |
| 再発 | 急激な頻脈・動悸発作 |
| 不整脈発生時 | 脈の乱れや欠けを感じる場合あり |
「鼓動を感じる=再発」とは限らないため、脈拍や症状の変化を落ち着いて観察することが大切です。
術後どれくらいで落ち着くことが多い?
個人差はありますが、術後数週間〜数か月かけて徐々に落ち着いていくケースもあります。
実際、術後早期は心臓周辺が刺激に敏感な状態になっていることがあり、一時的に期外収縮のような感覚を覚える人もいます。
また、手術後は「また発作が起きるのでは」という不安から、以前より脈に意識が向きやすくなることもあります。
ストレスや自律神経との関係
心拍や鼓動感は、自律神経やストレスの影響を受けやすい症状です。
睡眠不足や疲労、不安感が強い時は、実際の脈拍が正常でも拍動を大きく感じることがあります。
特に、アブレーション後は体調変化に敏感になりやすく、「少しの違和感でも気になる」という状態になる人も少なくありません。
再受診を考えた方がいい症状
以下のような症状がある場合は、再度循環器内科へ相談した方が安心です。
- 術前と同じような頻脈発作
- 脈が飛ぶ感じが頻繁に続く
- 息苦しさや胸痛を伴う
- 失神や強いめまい
必要に応じてホルター心電図などで詳しく確認する場合があります。
不整脈治療についての基本情報は[参照]でも確認できます。
まとめ
カテーテルアブレーション後に「鼓動を強く感じる」「拍動感が気になる」といった症状が出ることはあります。特に脈拍が正常で、頻脈発作が再現されていない場合は、術後経過として様子を見るケースも少なくありません。
ただし、術前と同じ発作や強い不整脈症状がある場合は再評価が必要になることもあります。無理に我慢せず、不安が続く時は循環器内科で相談しながら経過を見ていくことが大切です。


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