躁うつ病(双極性障害)の症状のひとつとして、買い物衝動や浪費行動に悩む方は少なくありません。特に気分が高揚している時期やストレスが強い時期には、必要以上に物が欲しくなり、購入後に後悔してしまうことがあります。この記事では、買い物衝動が強くなったときの考え方や実践しやすい対策について解説します。
なぜ物欲が強くなるのか
双極性障害では気分の波によって判断力や衝動性に変化が起こることがあります。
特に軽躁状態では、普段なら慎重に考える買い物でも「今買わないと損をする」「絶対に必要だ」と感じやすくなる傾向があります。
割引セールやポイント還元なども強い魅力として感じやすくなり、購入意欲を刺激することがあります。
まずは欲しい物を分類してみる
買い物衝動が出たときは、欲しい物を「必要な物」と「欲しい物」に分けてみる方法があります。
| 分類 | 例 |
|---|---|
| 生活や仕事に必要 | 通勤バッグ、仕事用の服 |
| あれば便利 | 予備のエコバッグ |
| 趣味や楽しみ | 化粧品、セール中のワンピース |
紙に書き出すことで、頭の中を整理しやすくなります。
買わないのではなく保留する
衝動的な買い物を防ぐためには、「絶対に買わない」と決めるよりも「数日保留する」という方法が役立つことがあります。
欲しい商品をお気に入り登録だけして、72時間から1週間ほど待ってみると、本当に必要な物だけが残ることがあります。
特に躁状態が疑われる時期は、その日のうちに購入しないルールを作ることが重要です。
ネットサーフィンが止まらないときの工夫
買い物サイトを見続けると物欲が刺激され続けます。
- ショッピングアプリを一時的に削除する
- お気に入り登録だけして購入画面に進まない
- 散歩や読書など別の行動を予定に入れる
- 予算表や家計簿を確認する
特にお金が入る直前は気持ちが大きくなりやすいため、意識的に買い物情報から距離を置くことも有効です。
治療中の場合は主治医への相談も大切
買い物衝動が以前より強くなっている場合は、気分の波が関係している可能性があります。
浪費や衝動買いは双極性障害の症状として現れることもあるため、診察時に主治医へ状況を伝えることが大切です。
薬の調整や生活リズムの見直しによって改善する場合もあります。
まとめ
躁うつ病による買い物衝動は意志の弱さではなく、病気の症状のひとつとして現れることがあります。
欲しい物を書き出して優先順位を付けたり、購入を数日保留したりすることで後悔する買い物を減らせる可能性があります。
また、浪費傾向が強くなったと感じた場合は、無理に一人で抱え込まず、主治医や支援者に相談しながら対策を考えていくことが大切です。


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