就労移行支援は大学生やバイト併用だと利用できない?抑うつ状態で進路に悩む時に知っておきたい支援制度

うつ病

「働きながら通信大学を卒業したい」「でも何の仕事が向いているかわからない」と悩みながら、就労移行支援を検討する人は少なくありません。

特に抑うつ状態やメンタル不調を抱えている場合、「普通に働くのが難しい」「でも収入も必要」という板挟みになりやすく、制度の条件に厳しさを感じる人もいます。

実際、就労移行支援には利用条件や自治体・事業所ごとの方針があり、「大学在学中」「アルバイト併用」で利用が難しいケースもあります。

この記事では、就労移行支援でよくある制限や、大学生・若年層が利用しやすい他の支援、進路に迷った時の考え方についてわかりやすく解説します。

就労移行支援とはどんな制度?

就労移行支援は、障害やメンタル不調などで一般就労に不安がある人を対象に、就職準備や職業訓練を行う福祉サービスです。

主に次のような支援が行われています。

  • 就職相談
  • 履歴書・面接練習
  • ビジネスマナー訓練
  • PCスキル学習
  • 職場実習
  • 就職後の定着支援

ただし、「就職を目指すこと」が前提の制度のため、学校との両立やアルバイト併用については事業所ごとに判断が分かれる場合があります。

大学在学中やバイト併用で難しいと言われる理由

「大学もダメ」「バイトもダメ」と言われると、かなり絶望的に感じる人もいます。

ただ、これは「怠けていると思われている」というより、制度上の考え方が関係している場合があります。

就職準備に集中する前提

就労移行支援は、基本的に「就職へ向けた訓練」を中心に行うため、事業所によっては学業やアルバイトとの両立を難しいと判断することがあります。

特に通所日数が多い事業所では、大学との両立が現実的でないケースもあります。

自治体判断が関わる場合もある

利用条件は全国で完全統一ではなく、自治体や事業所運営方針によって差があります。

同じ状況でも、「利用可能だった」という人と、「難しいと言われた」という人がいるのはこのためです。

「人生詰んだ」と感じやすい時期でもある

20代前半は、進路・仕事・お金・メンタル不調が一気に重なりやすい時期です。

特に通信大学へ進学しながら将来を考えている人ほど、「普通のルートから外れてしまった」と感じやすいことがあります。

しかし実際には、大学卒業後や体調安定後に働き始める人も少なくありません。

「今すぐ全て決めなきゃいけない」と考えすぎるほど、視野が狭くなりやすいことがあります。

就労移行支援以外にもある相談先

「何の仕事が向いているかわからない」「働く自信がない」という人向けの支援は、就労移行支援だけではありません。

地域若者サポートステーション

通称「サポステ」と呼ばれ、15歳〜49歳を対象に就労相談を行っています。

働き方相談や職業適性の整理などを無料で受けられる場合があります。

ハローワークの専門窓口

精神疾患や発達特性などに配慮した専門相談窓口がある地域もあります。

障害者雇用だけでなく、一般就労相談を行っている場合もあります。

大学の学生相談室

通信大学でも学生相談窓口が利用できるケースがあります。

学業とメンタル面の両立について相談できる場合があります。

有料利用について知っておきたいこと

就労移行支援は、多くの人が無料または低額で利用していますが、前年収入によって自己負担が発生することがあります。

ただし、実際の負担額は世帯収入や自治体判定で変わるため、「自分は完全に対象外」と決めつけなくても良い場合があります。

また、事業所によっては交通費補助や昼食支援があるケースもあります。

支援例 内容
交通費補助 自治体や事業所による
昼食支援 一部事業所で実施
オンライン訓練 在宅対応の場合あり

条件が合わなくても、別事業所へ相談すると対応が異なる場合もあります。

「働き方を探している途中」と考えてもいい

抑うつ状態の時は、「今すぐ正解を見つけないと終わりだ」と感じやすくなります。

しかし実際には、20代前半で進路変更や回り道をしている人は珍しくありません。

特に通信大学へ通いながら将来を模索している時点で、「何もしていない」わけではありません。

一度の相談結果だけで「人生終了」と結論づけないことも大切です。

厚生労働省でも若者就労支援について案内されているため、詳しく知りたい場合は[参照]を確認してください。

まとめ

就労移行支援は、大学在学中やアルバイト併用では利用が難しい場合がありますが、これは制度や事業所方針による部分もあります。

ただし、「何の仕事が向いているかわからない人」を支援する制度は、就労移行支援だけではありません。

サポステやハローワーク、学生相談など、状況に応じて利用できる窓口もあります。

今すぐ理想の働き方が見えなくても、少しずつ選択肢を整理していくことが、将来につながる場合があります。

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