授乳中の発熱はインフルエンザ?乳腺炎?症状の違いや受診先の目安を解説

インフルエンザ

授乳中に突然38度以上の発熱や悪寒、体の痛みが出ると、インフルエンザなのか乳腺炎なのか判断に迷うことがあります。どちらも発熱や倦怠感が出ることがあり、症状だけでは区別が難しい場合もあります。この記事では、授乳中の発熱で考えられる原因や乳腺炎と感染症の特徴、病院へ相談する際の目安について解説します。

授乳中の発熱で考えられる主な原因

授乳中に急な発熱が起こった場合、代表的な原因として乳腺炎とインフルエンザなどの感染症が考えられます。

乳腺炎は、母乳の通り道が詰まったり、乳頭から細菌が入り込んだりすることで乳房に炎症が起こる状態です。一方、インフルエンザはウイルスによる全身感染症で、鼻や喉の症状だけでなく、強い倦怠感や関節痛が出ることがあります。

どちらも高熱になることがありますが、体の症状や乳房の状態を確認することで判断の手がかりになります。

乳腺炎でよく見られる症状

乳腺炎の場合、発熱とともに乳房に変化が現れることが多いです。代表的な症状には以下のようなものがあります。

  • 片側の乳房の痛みや張り
  • 赤みや熱感がある
  • 一部分が硬くなったように感じる
  • 授乳時に強い痛みがある
  • 悪寒や発熱、だるさがある

例えば、授乳間隔が空いた後や、赤ちゃんの吸い方が変わった時などに母乳が一部にたまり、しこりのような感覚が出ることがあります。

ただし、乳房の違和感があっても必ず乳腺炎とは限りません。筋肉や乳腺の構造による違和感の場合もあるため、痛みや腫れの変化を観察することが大切です。

インフルエンザでよく見られる症状

インフルエンザの場合は、乳房よりも全身の症状が目立つことが多くあります。

  • 急な高熱
  • 強い寒気や悪寒
  • 頭痛
  • 関節痛や筋肉痛
  • 強い疲労感

例えば、急に38度以上の熱が出て、その後に首や膝など体のあちこちが痛くなる場合は、インフルエンザなどの感染症でも見られる症状です。

ただし、乳腺炎でも悪寒や全身のだるさが出ることがあるため、熱だけで判断することはできません。

乳腺炎とインフルエンザを見分けるポイント

判断する際は、発熱以外の症状を確認することが重要です。

症状 乳腺炎で多い特徴 インフルエンザで多い特徴
発熱 38度以上になることがある 急激な高熱が出ることが多い
乳房 痛み、赤み、しこり、熱感 通常は変化なし
全身症状 悪寒やだるさが出る場合がある 関節痛や強い倦怠感が出やすい

ただし、症状が重なることもあるため、自分だけで確実に判断するのは難しい場合があります。

特に授乳中で高熱が出ている場合は、乳房の状態を確認しながら、必要に応じて医療機関へ相談することが安心です。

内科と産婦人科・産院のどちらに相談すればよいか

乳房の痛み、赤み、しこり、授乳時の強い痛みなどがある場合は、出産した産院や母乳外来、乳腺外来などへ相談するとよいでしょう。

一方で、咳や喉の痛み、周囲でインフルエンザが流行している、関節痛や全身症状が強い場合は内科への相談も選択肢になります。

どちらか迷う場合は、まず出産した産院へ電話で相談する方法もあります。授乳中であることを伝えると、適切な受診先を案内してもらえることがあります。

授乳中に発熱した時の注意点

発熱中でも、多くの場合は授乳を続けることができます。ただし、体調や原因によって対応が異なるため、医師や助産師から指示を受けることが大切です。

また、水分不足になると母乳の出や体調に影響することがあります。無理をせず、水分補給と休息を意識しましょう。

乳房に強い痛みがある場合でも、自己判断で強く揉みほぐすことは避けたほうがよい場合があります。状態によっては炎症を悪化させることがあります。

まとめ

授乳中の急な発熱は、乳腺炎でもインフルエンザなどの感染症でも起こる可能性があります。乳房の痛みや赤み、しこりがある場合は乳腺炎の可能性があり、悪寒や関節痛など全身症状が強い場合は感染症も考えられます。

症状だけで完全に区別することは難しいため、高熱が続く場合や乳房の腫れ・痛みがある場合は、産院や医療機関へ相談しましょう。

授乳中の体調不良は不安になりやすいですが、早めに相談することで適切な対応につながります。赤ちゃんのお世話を続けるためにも、無理をせず自分の体の変化にも注意することが大切です。

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