遠視・近視・乱視が左右で異なる場合のカラコン選び|度数計算の考え方と注意点を解説

コンタクトレンズ、視力矯正

カラコンを購入する際、左右で視力や屈折異常の種類が異なる場合は注意が必要です。特に片目が近視、もう片目が遠視と乱視を併発しているケースでは、市販のカラコンだけで適切な矯正ができないことがあります。見た目だけでなく、快適な見え方や目の健康を維持するためにも、自分の処方内容を正しく理解することが大切です。

近視・遠視・乱視の違いとは

近視は遠くが見えにくくなる状態で、度数はマイナス(-)で表されます。一方、遠視は近くも遠くも見えにくくなることがあり、度数はプラス(+)で表されます。

乱視は角膜や水晶体の形状によってピントが一点に合わなくなる状態です。乱視用コンタクトレンズでは、乱視度数(CYL)と軸(AXIS)が必要になります。

左右で異なる屈折異常がある場合は、それぞれの目に適したレンズを選ぶ必要があります。

左右で異なる種類のカラコンを使用することは可能か

左右で異なる度数や種類のコンタクトレンズを装用すること自体は珍しくありません。

例えば右目に近視用カラコン、左目に乱視用カラコンを使用するケースもあります。

ただし、左目が遠視と乱視を併発している場合、単純に乱視用カラコンを選ぶだけでは遠視が十分に矯正されない可能性があります。

乱視用レンズに遠視度数(+)の設定がある製品かどうかを確認することが重要です。

遠視と乱視がある場合の度数の考え方

遠視と乱視の処方は一般的に「球面度数(SPH)」「乱視度数(CYL)」「乱視軸(AXIS)」の3つで構成されます。

項目 数値例
遠視度数(SPH) +2.00
乱視度数(CYL) -1.75
乱視軸(AXIS) 180°

このような処方の場合、遠視用乱視カラコンが必要になる可能性があります。

一方、右目の-1.75は一般的な近視用カラコンで対応できる製品が多くあります。

ただし、眼鏡処方とコンタクトレンズ処方は必ずしも同じではないため、数値だけで購入を判断することは推奨されません。

自己計算だけでカラコンを購入しない方がよい理由

コンタクトレンズには頂点間距離という考え方があり、眼鏡の度数をそのままコンタクトレンズへ当てはめられない場合があります。

また、乱視用コンタクトレンズはメーカーごとに選択できる度数や軸が異なります。

例えば処方上は乱視軸180°であっても、製品によっては近い数値しか選択できない場合があります。

さらに、見え方の好みや両眼視のバランスも考慮する必要があるため、自己判断だけで購入すると視界の違和感や疲れ目につながることがあります。

カラコン購入前に眼科受診が重要な理由

遠視・近視・乱視が混在している場合は、カラコン購入前に眼科でコンタクトレンズ用の処方を確認することが大切です。

眼科では視力だけでなく、角膜の形状や涙の状態、レンズのフィット感も確認できます。

特に遠視用乱視カラコンは製品数が限られているため、自分の目に適した商品を提案してもらえるメリットがあります。

無理に近い度数で代用すると見えにくさだけでなく、眼精疲労や頭痛の原因になることもあります。

まとめ

左右で近視と遠視・乱視が分かれている場合でも、それぞれ異なる種類のカラコンを使用すること自体は可能です。しかし、遠視と乱視を併発している目は、単純な乱視用カラコンでは十分な矯正ができないことがあります。

また、眼鏡の処方数値だけでは正確なコンタクトレンズ度数を決定できないため、自己計算のみで購入するのは避けた方が安心です。カラコンを安全かつ快適に使用するためにも、購入前に眼科でコンタクトレンズ用の処方を確認することをおすすめします。

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