双極性障害で躁状態から急にうつ状態になった時の対処法|次の受診まで待てない場合の相談の目安

カウンセリング、治療

双極性障害では、躁状態や軽躁状態から急にうつ状態へ変化することがあります。気分の波が大きく変わる時期は、本人にとって非常につらく、不安や眠れない状態が強くなることもあります。

特に躁状態に合わせて薬の調整をしている場合、気分が変化した時に「薬が今の状態に合っていないのではないか」「次の診察まで待つべきなのか」と悩むことがあります。この記事では、双極性障害で状態が変化した時に確認したいことや、受診を早めた方がよいケースについて解説します。

双極性障害では躁状態からうつ状態へ変化することがある

双極性障害は、気分が高揚する躁状態や軽躁状態と、気分が落ち込むうつ状態を繰り返す疾患です。治療中であっても、体調やストレス、睡眠状況などによって気分の波が変化することがあります。

例えば、数日から数週間ほど活動的で眠らなくても平気だった状態から、突然気力がなくなり、何もする気になれない状態になることがあります。このような変化は本人の努力不足ではなく、病気の症状として起こるものです。

また、躁状態の時に調整された薬が、その後のうつ状態の時期では合わないように感じられる場合もあります。そのため、症状の変化を主治医に伝えることが大切です。

次の受診日まで待つべきか迷った時の判断基準

症状の変化が軽く、日常生活をある程度送れている場合は、次回の診察時に詳しく相談することもあります。しかし、急激な気分の変化で生活に支障が出ている場合は、予約日を待たずに医療機関へ相談してよいケースがあります。

以下のような状態がある場合は、早めに主治医や医療機関へ連絡することを検討してください。

  • 眠れない状態が続いている
  • 強い不安や絶望感がある
  • 食事や身の回りのことができない
  • 薬を飲んでも状態が悪化している
  • 消えたい、死にたいという考えが出てくる

特に自分を傷つけたい気持ちがある場合や、危険を感じる場合は、次回受診まで我慢せず、できるだけ早く医療機関や緊急の相談窓口へつながることが重要です。

主治医に早めに相談するメリット

双極性障害の治療では、その時の状態に合わせて薬の種類や量を調整することがあります。躁状態とうつ状態では必要な対応が異なるため、現在の症状を伝えることは治療方針を考える上で重要です。

受診時には、「いつから変化したか」「睡眠時間」「気分の変化」「不安やつらい考えの有無」「薬を飲んだ後の変化」などを具体的に伝えると、医師が状態を把握しやすくなります。

例えば、「3日前から急に気分が落ち込み、夜ほとんど眠れていない」「躁状態の時に増やした薬を飲んでいるが、現在は気力が出ない」といった情報は、治療調整の参考になります。

薬は自己判断で中止や変更をしないことが大切

つらい状態になると、「薬が合っていないのでは」と感じて自己判断で減らしたり中止したくなることがあります。しかし、双極性障害の薬は急に変更すると症状が悪化する可能性があります。

薬について不安や疑問がある場合は、勝手に調整するのではなく、主治医に相談して変更の必要性を判断してもらうことが大切です。

もし副作用や強い違和感がある場合も、その内容を具体的に伝えることで、より自分に合った治療につながる可能性があります。

うつ状態のつらさを少し和らげるためにできること

気分が大きく落ち込んでいる時は、無理に前向きになろうとするより、まず体を守ることを優先することが大切です。

  • 睡眠リズムをできるだけ整える
  • 食事や水分を少しでも取る
  • 重要な決断は体調が安定するまで延期する
  • 信頼できる人に現在の状態を伝える

例えば、仕事や学校、家事が難しい場合でも、「最低限これだけできれば十分」と考えることで、自分への負担を減らすことができます。

また、つらい時期に一人で抱え込むと症状が悪化することがあります。家族や周囲の人に「今は調子が悪い」と共有しておくことも助けになります。

まとめ|双極性障害の急な気分変化は我慢しすぎないことが大切

双極性障害では、躁状態からうつ状態へ急に変化することがあります。特に眠れない、強い苦しさがある、薬が現在の状態に合っていないと感じる場合は、次の診察日まで一人で耐える必要はありません。

症状の変化は治療を調整するための大切な情報です。主治医や医療機関へ早めに相談することで、その時の状態に合わせた対応を検討してもらえる可能性があります。

つらい状態の時ほど「これくらいで相談していいのか」と迷うことがありますが、治療中の大きな変化は相談してよいサインです。自分の状態を正確に伝えながら、無理のないペースで治療を続けていくことが大切です。

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