「メガネをかけても霞んで見える」「夜になると光がまぶしい」「視界が白っぽい」と感じる場合、白内障が関係している可能性があります。特に40代以降では加齢による白内障が増え、症状が進行すると日常生活にも影響が出ることがあります。
現在では白内障手術は一般的な治療となっており、日帰りで行われるケースも増えています。ただし、どのような症状で手術を検討するべきなのか、リスクはあるのかなど、不安を感じる人も少なくありません。
この記事では、白内障の症状や日帰り手術の流れ、手術後の見え方、考えられるリスクまで詳しく解説します。
白内障とはどのような病気?
白内障とは、目の中にある「水晶体」が白く濁ることで、視界がかすんだり見えづらくなったりする病気です。加齢が主な原因ですが、糖尿病や外傷、紫外線、ステロイド薬の使用などが関係する場合もあります。
初期の段階では、自覚症状が少ないこともあります。しかし進行すると、メガネを変えても視力が改善しにくくなることがあります。
白内障でよく見られる症状には次のようなものがあります。
- 視界が白く霞む
- 光がまぶしく感じる
- 夜間の運転がしづらい
- 文字がぼやける
- メガネを変えても見えにくい
- 片目だけ二重に見える
例えば、「新聞の文字が以前より読みにくい」「スーパーの値札がぼやける」といった変化から気づく人もいます。
白内障は手術で治るのか
白内障は、点眼薬だけで完全に元の状態へ戻すことは難しいとされています。進行した場合の根本的な治療は手術になります。
白内障手術では、濁った水晶体を取り除き、代わりに「眼内レンズ」を入れます。この治療によって、視界の霞みやぼやけの改善が期待できます。
特に現在の白内障手術は技術が進歩しており、比較的短時間で行われるケースが多くなっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 手術時間 | 片目約10〜20分程度 |
| 入院 | 日帰り対応が多い |
| 麻酔 | 主に点眼麻酔 |
| 痛み | 比較的少ない |
ただし、視力の回復には個人差があり、他の目の病気がある場合は改善の程度が異なることがあります。
日帰り白内障手術の流れ
白内障手術は、多くの眼科で日帰り対応が行われています。高齢の方でも受けるケースが多く、比較的一般的な治療になっています。
一般的な流れは次の通りです。
- 診察・検査
- 手術日の決定
- 術前点眼
- 手術
- 休憩後に帰宅
- 翌日以降の定期検診
手術後は、目を保護するために一定期間点眼薬を使用します。また、数日は激しい運動や飲酒、長時間の入浴などを控える必要があります。
実際には、「思ったより短時間だった」「翌日にはかなり見やすくなった」という声も多くありますが、術後の見え方には慣れが必要な場合もあります。
白内障手術のリスクや注意点
白内障手術は成功率が高いとされる一方で、医療行為である以上、リスクがゼロではありません。
代表的なリスクとしては次のようなものがあります。
- 感染症
- 術後の炎症
- 眼圧上昇
- 網膜剥離
- 見え方の違和感
- 再び視界がかすむ「後発白内障」
特に「後発白内障」は、手術後しばらくしてから視界が再び霞む状態ですが、多くの場合はレーザー治療で対応可能です。
また、多焦点レンズを選択した場合、「夜のライトがにじむ」「光の輪が見える」と感じる人もいます。そのため、ライフスタイルに合ったレンズ選びが重要になります。
白内障かもしれないと感じたときの受診目安
次のような状態が続く場合は、一度眼科で検査を受けることが推奨されます。
- メガネを変えても見えにくい
- 視界が白っぽく感じる
- 片目だけ見えづらい
- 夜間の運転が怖い
- まぶしさが強くなった
白内障は徐々に進行することが多いため、「年齢のせいかな」と放置してしまう人も少なくありません。しかし、早めに状態を確認することで、生活への影響が少ない段階で対応しやすくなります。
なお、白内障以外にも緑内障や黄斑変性など、似た症状を起こす病気が存在するため、自己判断は避けることが大切です。
まとめ
メガネをかけても霞んで見える場合、白内障が関係している可能性があります。白内障は進行すると日常生活に影響を与えることがありますが、現在では日帰り手術による治療が広く行われています。
手術によって視界の改善が期待できる一方で、感染症や術後の違和感など一定のリスクも存在します。そのため、不安な症状がある場合は早めに眼科で相談し、自分に合った治療方法を検討することが大切です。
[参照] 日本眼科学会 白内障について


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