例年なら春の花粉シーズンが終わる頃には症状が落ち着くのに、今年は5月を過ぎてもくしゃみや鼻水が続いていると感じる人は少なくありません。アレルギー薬を服用しているにもかかわらず症状が改善しないと、「今年は花粉が長いのでは?」と疑問に思うこともあるでしょう。
実際には、花粉だけでなく複数のアレルゲンや環境要因が関係しているケースもあります。この記事では、花粉症が長引く理由や考えられる原因、対策について解説します。
花粉症のシーズンは春だけではない
花粉症というとスギ花粉やヒノキ花粉が飛散する春をイメージする人が多いですが、実際には一年を通してさまざまな植物の花粉が飛んでいます。
例えば地域によっては、5月以降もイネ科植物や雑草の花粉が飛散し始めます。
| 時期 | 主な花粉 |
|---|---|
| 2〜4月 | スギ花粉 |
| 3〜5月 | ヒノキ花粉 |
| 5〜8月 | イネ科植物の花粉 |
| 夏〜秋 | ブタクサ・ヨモギなど |
そのため、スギやヒノキ以外にもアレルギー反応を起こす体質の場合、春が終わっても症状が続くことがあります。
今年は症状が長引くと感じる理由
毎年同じような気候とは限らず、気温や降雨量、風の強さなどによって花粉の飛散状況は変化します。
また、一度アレルギーによって鼻の粘膜が強く炎症を起こすと、花粉の量が減っても症状が続くことがあります。
例えば、花粉シーズン後半に少量の花粉やハウスダストに触れただけでも、敏感になった粘膜が反応してしまうことがあります。
花粉以外のアレルギーが関係していることも
アレルギー検査で「一年中花粉症」と言われた場合、実際には複数のアレルゲンに反応している可能性があります。
代表的なものとして次のような原因があります。
- ハウスダスト
- ダニ
- カビ
- ペットの毛やフケ
- イネ科や雑草の花粉
特に朝起きた直後に鼻水がひどい場合は、寝室内のハウスダストやダニが関係しているケースもあります。
薬を飲んでいても症状が出る理由
アレルギー薬は症状を軽減する効果がありますが、すべての症状を完全に抑えられるわけではありません。
また、体質や症状の変化によって、これまで効果があった薬が十分に効かなくなることもあります。
その場合は薬の種類や量を見直したり、点鼻薬や点眼薬を併用したりすることで改善するケースがあります。
症状が続くときに見直したい対策
症状が長引いている場合は、日常生活の環境も確認してみましょう。
- 寝具を定期的に洗濯する
- 空気清浄機を活用する
- 帰宅後は衣服の花粉を払う
- 室内の掃除をこまめに行う
- 耳鼻科やアレルギー科で再評価を受ける
特に例年と異なる症状が続いている場合は、一度専門医に相談し、現在のアレルゲンや治療内容を見直してもらうことが大切です。
まとめ
例年より長く続くくしゃみや鼻水は、スギやヒノキ花粉だけでなく、イネ科植物の花粉やハウスダストなど複数の要因が関係している可能性があります。
また、花粉シーズンによる炎症が長引いていることで、少しの刺激でも症状が出やすくなっていることもあります。
アレルギー薬を服用していても症状が改善しない場合は、生活環境の見直しとともに耳鼻科やアレルギー専門医に相談し、自分に合った治療方法を再確認することをおすすめします。


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