耳かきをしたときに耳の中から「ギシギシ」「ガサガサ」といった音が聞こえると、何か異常があるのではないかと心配になることがあります。特に扁桃炎など耳や喉の不調を経験した後に音が強く感じられる場合、耳の奥の状態が関係していることがあります。
耳の中の音は、耳垢だけが原因とは限らず、鼓膜や耳管、炎症後の変化などさまざまな要因で起こります。この記事では、耳かき時に発生する異音の主な原因や、受診を検討した方がよい症状について詳しく解説します。
耳かきでギシギシ・ガサガサ音がする主な原因
耳かきをすると音がする原因として多いのが、耳垢や皮膚の状態によるものです。耳の穴には薄い皮膚があり、そこに耳垢や乾燥した皮膚があると、耳かきが触れた刺激で振動し音として感じることがあります。
例えば、乾燥した耳垢が鼓膜近くに付着している場合、耳かきを動かしたときに「ガサガサ」「カサカサ」という音が響くことがあります。これは耳の中で音が直接発生しているように感じますが、実際には耳の内部で起こった小さな振動を鼓膜が拾っている状態です。
また、耳かきを頻繁に行うことで耳の皮膚が刺激され、乾燥や軽い炎症が起こり、音や違和感を感じやすくなることもあります。
鼓膜や耳の奥の状態が関係している場合
耳の中のギシギシした音は、鼓膜周辺の動きが原因になることもあります。耳かきによる刺激や顎の動き、耳管の開閉によって鼓膜がわずかに動くと、その振動が音として聞こえる場合があります。
特に耳と鼻の奥をつなぐ耳管は、風邪や扁桃炎など喉の炎症の影響を受けることがあります。耳管の働きが一時的に悪くなると、耳が詰まった感じや音の違和感が出ることがあります。
扁桃炎になった時に音がひどくなったという場合は、喉の炎症によって耳管周辺の状態が変化した可能性も考えられます。
耳垢を取れば改善するケースと注意点
耳垢が原因の場合、耳垢を適切に除去することで症状が軽くなることがあります。しかし、自分で奥まで耳かきを入れて取ろうとすると、逆に耳垢を押し込んだり、鼓膜や外耳道を傷つけたりする危険があります。
耳かきをしていると音がするからといって、強くこすったり何度も掃除したりする必要はありません。耳には自然に耳垢を外へ出す仕組みがあります。
例えば、お風呂上がりに耳の入り口付近だけを優しく拭く程度でも十分な場合が多く、奥まで掃除する習慣は控えた方が安全です。
10年以上続いている場合に考えられること
10年前から同じような音が続いている場合、急激に悪化する病気というより、耳の構造や耳垢の性質、耳かきによる刺激などが関係している可能性があります。
ただし、長期間続いているから必ず問題がないとは限りません。耳の中を直接確認しなければ分からない状態もあります。
耳鼻科では、耳鏡などを使って外耳道や鼓膜の状態を確認できます。耳垢が奥に詰まっている場合や、鼓膜の動きに問題がある場合も診察で確認できます。
耳鼻科を受診した方がよい症状
耳の音だけで痛みや聞こえの低下がない場合は緊急性が低いこともありますが、以下のような症状がある場合は耳鼻科で相談することをおすすめします。
- 耳の痛みが続く
- 耳だれや出血がある
- 聞こえにくくなった
- 耳が詰まった感じが続く
- めまいや強い違和感がある
特に扁桃炎の後から耳の症状が強くなった場合は、喉と耳のつながりによる影響も考えられるため、耳鼻咽喉科で確認すると安心です。
耳の異音を悪化させないためのケア方法
耳の中の違和感が気になると、つい耳かきをしたくなりますが、過度な刺激は症状を長引かせることがあります。
耳かきは頻繁に行わず、かゆみや違和感がある場合でも強く触らないことが大切です。また、イヤホンの長時間使用や耳への刺激を減らすことも耳の負担軽減につながります。
普段から耳を清潔に保つことは大切ですが、耳は掃除しすぎないことも健康維持のポイントです。
まとめ:耳かき時のギシギシ音は原因を確認することが大切
耳かきをした際の「ギシギシ」「ガサガサ」という音は、耳垢や乾燥、鼓膜の振動、耳管の状態などさまざまな原因で起こります。
扁桃炎の後に音が強くなった場合は、喉と耳をつなぐ部分の影響を受けている可能性もあります。長期間続いていて気になる場合は、一度耳鼻科で耳の中を確認してもらうと原因が分かりやすくなります。
耳かきで無理に改善しようとせず、耳を刺激しすぎないことが大切です。違和感が続く場合は専門家に相談し、安心できる状態を確認しましょう。


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