アナボリックステロイドを使用する際、肝臓への影響を心配して血液検査のタイミングを知りたいと考える人は少なくありません。特に経口タイプのステロイドは肝臓で代謝されるため、AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPなどの肝機能数値を確認することが重要です。
ただし、血液検査をいつ行えば異常を把握しやすいのか、使用開始直後では早すぎるのかなどは状況によって変わります。この記事では、経口アナボリックステロイド使用時に考えられる検査の考え方や、肝機能を確認する際のポイントについて解説します。
経口アナボリックステロイドと肝機能への影響
アナボリックステロイドには注射タイプと経口タイプがありますが、口から摂取するタイプは肝臓で処理されるため、肝機能への負担が問題になることがあります。
肝臓に負担がかかると、血液検査ではAST、ALT、γ-GTPなどの数値に変化が現れる場合があります。ただし、数値の変化には個人差があり、使用量、使用期間、体質、飲酒習慣、食生活などによっても変わります。
例えば、同じ期間使用していても数値がほとんど変わらない人もいれば、短期間でも肝酵素が上昇する人もいるため、定期的な確認が重要になります。
血液検査は使用開始からどのくらいで行うべきか
血液検査の時期については一律の決まりがあるわけではありませんが、使用開始前の状態を知るための検査と、使用後の変化を見る検査を比較することが大切です。
開始前に健康診断などの結果がない場合は、現在の肝機能の状態を確認しておくことが望ましいです。その後、使用開始後の早い段階で変化を確認することで、異常の兆候を把握しやすくなります。
2週間程度でも肝機能の変化が出る可能性はありますが、「必ずその時期に異常が出る」というものではありません。早すぎるかどうかよりも、使用前の数値と比較できる状態を作ることが重要です。
検査で確認される主な肝機能の項目
アナボリックステロイド使用時に確認されることが多い項目には、AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPがあります。これらは肝細胞への負担や胆道系の状態を確認する指標として使われます。
特にALTは肝細胞のダメージを反映しやすい項目の一つです。また、血液検査では脂質や血球数なども合わせて確認されることがあります。
肝機能だけでなく、全身の健康状態を見るという意味でも、医療機関で相談しながら検査項目を決めることが大切です。
シリマリンやウルソを飲んでいても検査は必要
肝臓をサポートする目的でシリマリンやウルソデオキシコール酸などを使用する人もいます。しかし、これらを使用しているからといって肝機能への影響を完全に防げるわけではありません。
肝臓への負担は、使用する薬剤の種類や量、期間によって変化します。そのため、ケア剤を使用している場合でも血液検査による確認は必要です。
例えば、サプリメントやケア目的の薬を併用していても、血液検査で肝酵素が上昇していることが分かるケースがあります。数値を確認することが安全管理につながります。
血液検査以外にも注意したい体の変化
肝機能の異常は初期には自覚症状が出にくいことがあります。そのため、体調が悪くないから問題ないとは判断できません。
食欲低下、強い疲労感、吐き気、皮膚や白目が黄色くなる、尿の色が濃くなるなどの変化がある場合は、早めに医療機関へ相談することが大切です。
また、飲酒量が多い場合や、他の薬やサプリメントを多く使用している場合は、肝臓への負担が増える可能性があるため注意が必要です。
まとめ|アナボリックステロイド使用時は数値の変化を確認することが重要
経口アナボリックステロイドを使用する場合、肝機能の状態を血液検査で確認することは安全管理のために重要です。開始直後でも変化が出る可能性がある一方で、個人差が大きいため、時期だけで判断することはできません。
使用前の状態を把握し、その後も定期的に検査を行うことで、自分の体の変化を確認しやすくなります。特に肝臓は症状が出にくい臓器であるため、自己判断だけに頼らないことが大切です。
アナボリックステロイドの使用を考えている、または使用中の場合は、医師などの専門家に相談しながら健康状態を確認することが安全につながります。


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