耳の中に水が入っているような感覚や、常にふさがっているような違和感が続くと、不安になるものです。実際には水が入っていなくても、耳の奥の状態によって同じような感覚が起こることがあります。
この記事では、痛みがないのに耳が水の中にあるように感じる場合に考えられる原因や、耳鼻科を受診するまでに気を付けたいことについて解説します。
耳に水が入ったように感じる原因は中耳炎だけではない
耳の違和感があると「中耳炎ではないか」と考える人は多いですが、耳が詰まった感じや水が入ったような感覚の原因は複数あります。
中耳炎では耳の痛み、発熱、耳だれなどが出ることがありますが、大人の場合や症状の種類によっては、痛みが目立たないケースもあります。
そのため、痛みがないから中耳炎ではないとは言い切れませんが、耳の状態を確認するには耳鼻科での診察が必要になります。
耳がこもる感じがある時に考えられる主な原因
耳の閉塞感や水が入ったような感覚は、耳管という鼻と耳をつなぐ通り道の働きが関係している場合があります。
例えば、風邪やアレルギー、鼻炎などによって耳管の働きが悪くなると、中耳の圧力調整がうまくできず、耳が詰まったように感じることがあります。
また、飛行機に乗った後や気圧の変化でも同じような症状が出ることがあります。これは耳抜きがうまくできない時に起こりやすい状態です。
痛みがない耳の違和感で考えられる症状
痛みがなくても、耳の奥に液体がたまる滲出性中耳炎や、耳管機能の異常などによって違和感が出ることがあります。
滲出性中耳炎は、急性中耳炎のような強い痛みや発熱がない場合もあり、「耳がふさがる」「音が聞こえにくい」といった症状が中心になることがあります。
例えば、片方の耳だけが水の中にいるような感じが続く場合は、耳の内部で何らかの変化が起きている可能性があります。
耳掃除をしていても耳垢が原因の場合がある
定期的に耳掃除をしていても、耳垢による違和感が起こることがあります。特に耳の奥に押し込まれた耳垢は、自分では確認しにくい場合があります。
耳垢が詰まると、耳がふさがった感じや自分の声が響く感じ、聞こえにくさなどが出ることがあります。
ただし、耳掃除をやりすぎると耳の中を傷つけたり、耳垢を奥へ押し込んだりすることもあるため、強い刺激を与えるのは避けた方が安心です。
耳鼻科を受診するまでに注意したいこと
耳の違和感が続く場合は、耳鼻科で耳の中を確認してもらうことが大切です。耳の状態は外から見えないため、自己判断だけでは原因を特定することが難しいです。
受診までの間は、耳かきや綿棒を奥まで入れることは避けましょう。また、無理な耳抜きを繰り返すことも耳に負担をかける可能性があります。
例えば、症状が軽いからと放置していたところ、耳垢の詰まりや炎症が原因だったというケースもあります。早めに確認することで安心につながります。
早めに受診した方がよい症状
耳の違和感だけでなく、以下のような症状がある場合は早めに医療機関へ相談することがすすめられます。
- 急に聞こえが悪くなった
- 強い耳の痛みがある
- 耳から液体や血が出る
- めまいやふらつきがある
- 症状が長期間続いている
特に急な聴力低下は、早めの対応が重要になる場合があります。症状の変化があれば、予定している受診日を待たず相談することも検討しましょう。
まとめ
耳が水の中にあるような違和感は、中耳炎だけでなく、耳管の不調、滲出性中耳炎、耳垢の詰まりなどさまざまな原因で起こります。
痛みがない場合でも耳の内部で問題が起きている可能性はあるため、違和感が続く場合は耳鼻科で確認してもらうことが大切です。
耳掃除をしているから大丈夫とは限らないため、自己判断で対処し続けず、専門家に診てもらうことで原因を知り、適切な治療につなげることができます。


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