看護学生の皆さんへ。乳がん手術後の患者さんのインアウトバランス(入出量バランス)について、特に術後1日目の数値が-1840 mLである場合、これは正常範囲内と判断されることが多いです。手術直後は体液の移動や代謝の変化が起こりやすく、体液の出入りが一時的に不均衡になることがあります。
インアウトバランスとは?
インアウトバランスは、患者さんの体内に入った液体(輸液、経口摂取など)と出た液体(尿、汗、ドレナージなど)の差を示す指標です。術後の患者さんでは、手術による出血や輸液の影響で、このバランスが一時的に崩れることがあります。
術後1日目の-1840 mLは正常か?
術後1日目でインアウトバランスが-1840 mLである場合、これは手術による出血や輸液の影響で、体液が一時的に不足している状態を示しています。特に乳がん手術後は、センチネルリンパ節生検や部分切除などでリンパ液の流れが一時的に滞ることがあり、このような数値が見られることがあります。
看護学生としてのポイント
看護学生として、術後の患者さんのインアウトバランスを評価する際には、手術の種類や患者さんの状態を考慮することが重要です。術後1日目のインアウトバランスが一時的に不均衡であっても、適切な観察と対応を行うことで、患者さんの回復をサポートできます。
まとめ
乳がん手術後の術後1日目にインアウトバランスが-1840 mLであっても、これは正常範囲内と考えられます。看護学生としては、術後の体液バランスの変化を理解し、患者さんの状態に応じた適切な看護ケアを提供することが求められます。


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