白癬とカンジダ症は異なる真菌による感染症です

水虫

白癬とカンジダ症はどちらも真菌による感染症ですが、それぞれ異なる種類の真菌が原因となります。この記事では、これら二つの病気の違いや、どのように治療するかについて詳しく解説します。

白癬とは

白癬(はくせん)は、皮膚に感染する真菌による病気で、主に「トリコフィトン属」や「エピデルモフィトン属」といった真菌が原因です。白癬は、足の裏や爪、頭皮など、湿気の多い部分に発生しやすいです。特に、「水虫」として知られる足白癬が最も一般的です。

カンジダ症とは

カンジダ症は、別の真菌である「カンジダ属」が原因の感染症です。カンジダは、口の中、膣、皮膚など、体内外を問わず幅広く存在しており、免疫力が低下したときに過剰に繁殖することがあります。膣カンジダは女性に多く見られる症状で、かゆみや白いおりものを引き起こすことがあります。

白癬とカンジダ症の違い

白癬とカンジダ症は、いずれも真菌が原因ですが、以下の点で異なります。

  • 原因菌:白癬は「トリコフィトン属」や「エピデルモフィトン属」などの皮膚に感染する真菌が原因。カンジダ症は「カンジダ属」の真菌が原因。
  • 感染場所:白癬は足や手、爪など皮膚の表面に感染しやすい。カンジダ症は口腔や膣、皮膚の湿った部分に感染が広がる。
  • 症状:白癬はかゆみ、皮膚の乾燥、かさつき、赤みを伴う発疹などが見られる。カンジダ症はかゆみ、膣の異常分泌物、白い塊状のものが見られる。

治療方法

治療方法もそれぞれ異なります。白癬は抗真菌薬の外用薬や内服薬で治療します。カンジダ症も抗真菌薬で治療し、場合によっては膣錠やクリームを使用します。

まとめ

白癬とカンジダ症はどちらも真菌による感染症ですが、異なる種類の真菌が原因です。症状や感染場所、治療法も異なるため、それぞれの病気に適した治療が必要です。もし症状が続く場合や不安な場合は、専門の医師に相談しましょう。

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