「親知らずの周りの歯茎が腫れて痛い」「舌の両サイドまで痛くなってきた」と感じることはありませんか?
親知らずの周囲の腫れや痛みは、炎症や細菌感染が原因で起こることが多く、放置すると症状が悪化する可能性があります。また、免疫力が低下していると口内環境が悪化しやすく、痛みを引き起こすこともあります。
本記事では、親知らずの腫れの原因と対処法、早めにできるケア方法について詳しく解説します。
親知らずの歯茎が腫れる原因とは?
親知らずの周りの歯茎が腫れる主な原因を理解しておくことで、適切な対処がしやすくなります。
① 親知らず周囲炎(智歯周囲炎)
親知らずが完全に生えきらず、一部が歯茎に埋まっていると、汚れが溜まりやすくなり炎症を起こします。これを「智歯周囲炎(ちししゅういえん)」といいます。
- 歯茎が赤く腫れる
- 口を開けると痛みがある
- 場合によっては発熱や顎の腫れも起こる
② 免疫力の低下
疲労やストレス、睡眠不足、栄養不足などによって免疫力が低下すると、細菌感染しやすくなり、親知らず周辺の炎症が悪化しやすくなります。
③ 親知らずの生え方による影響
親知らずが斜めや横向きに生えていると、周囲の歯茎に負担をかけ、炎症を起こしやすくなります。
④ 舌の痛みの原因
親知らずが腫れていると、舌の側面が当たりやすくなり、痛みが出ることがあります。また、口内炎や噛み癖による刺激で舌が痛くなることもあります。
親知らずの腫れを和らげる対処法
親知らずが腫れたときは、早めに適切なケアをすることで悪化を防ぐことができます。
① 冷やして腫れを抑える
頬の外側から冷やすことで、炎症の進行を抑えることができます。
- 氷や保冷剤をタオルに包み、患部に10分程度あてる
- 直接冷やしすぎると血流が悪くなるため、間隔をあけて行う
② 口をゆすぐ
口の中を清潔に保つことで、細菌の繁殖を防ぎます。
- ぬるま湯に塩を溶かし、うがいをする(塩水うがい)
- 市販のうがい薬を活用する
③ 痛み止めを活用する
強い痛みがある場合は、鎮痛剤を使用すると一時的に楽になります。
- 市販のイブプロフェンやロキソニンを服用(※用法を守る)
- 痛みが長引く場合は早めに歯科を受診
親知らずの腫れを防ぐための日常ケア
親知らずの炎症を繰り返さないために、普段からできる予防策を紹介します。
① 丁寧な歯磨き
親知らずは歯ブラシが届きにくいため、丁寧に磨くことが大切です。
- ヘッドが小さい歯ブラシを使う
- デンタルフロスや歯間ブラシを活用
② 免疫力を高める
免疫力を高めることで、口内環境の悪化を防ぎます。
- 十分な睡眠をとる
- ビタミンB群(肉・魚・卵)やビタミンC(野菜・果物)を摂取
③ 口腔内のチェックを定期的に行う
歯科医院での定期検診を受けることで、親知らずのトラブルを早期に発見できます。
- 6ヶ月ごとに歯科検診を受ける
- 必要に応じて親知らずの抜歯を検討する
まとめ|親知らずの腫れを早めに対処しよう
親知らずの歯茎が腫れて痛いときは、早めの対処が重要です。
- 痛みがあるときは冷やして炎症を抑える
- 塩水やうがい薬で口を清潔に保つ
- 痛み止めを適切に活用する
- 普段から丁寧な歯磨きと免疫力アップを意識する
- 症状が悪化する前に歯科医院を受診する
放置すると炎症が広がることもあるため、気になる症状がある場合は早めに歯科で診てもらいましょう!
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