薄毛や抜け毛対策として、ミノキライズ(ミノキシジル)とエフペシア(フィナステリド)を併用している方も多いですが、どちらか一方だけにしたいと考えることもあるでしょう。それぞれの薬の特徴や効果の違い、選び方について詳しく解説します。
ミノキライズ(ミノキシジル)とは?
ミノキシジルは、毛根の血流を促進し、発毛を促す成分です。もともとは高血圧の治療薬として開発されましたが、副作用として発毛効果が確認されたため、育毛剤として使用されるようになりました。
ミノキシジルの特徴
- 発毛を促進し、新しい髪を生やす効果がある
- 主に外用薬(塗り薬)や内服薬(飲み薬)として使用
- 血流を良くするため、既存の髪の成長をサポートする
- 副作用として動悸やむくみのリスクがある
エフペシア(フィナステリド)とは?
エフペシア(フィナステリド)は、抜け毛を抑えることを目的とした薬です。AGA(男性型脱毛症)の主な原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)というホルモンの生成を抑えることで、髪が抜けるのを防ぎます。
フィナステリドの特徴
- 抜け毛を抑え、現存する髪を守る
- 飲み薬として使用される
- 発毛効果はないが、進行を止める役割がある
- 副作用として性機能低下や肝機能への影響がある場合がある
ミノキシジルとフィナステリド、どちらを選ぶべき?
どちらか一方を選ぶ場合、目的によって適した薬が異なります。
① 発毛を促進したい場合 → ミノキシジル
ミノキシジルは、髪の成長を促進するため、新しく生やしたい場合に適しています。特にすでに薄毛が進行している方には有効です。
② 抜け毛を防ぎたい場合 → フィナステリド
フィナステリドは、DHTを抑えることで抜け毛の進行を食い止める効果があります。まだ髪が多く残っている方には、フィナステリド単体でも効果的な場合があります。
併用するのが最も効果的
ミノキシジルとフィナステリドは併用することで相乗効果を発揮します。ミノキシジルが新しい髪を生やし、フィナステリドが抜け毛を防ぐため、AGA治療では両方を使うのが一般的です。
まとめ
ミノキライズ(ミノキシジル)とエフペシア(フィナステリド)は、それぞれ異なる働きを持っています。
- ミノキシジル → 発毛を促す
- フィナステリド → 抜け毛を防ぐ
どちらか一方にする場合は、「発毛を優先するか」「抜け毛を防ぐか」を基準に選びましょう。
ただし、併用するのが最も効果的なため、可能であれば両方を続けることをおすすめします。
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