水虫(白癬)の治療を続けていると、「治ってきたか確認のためにもう一度顕微鏡検査をしたい」と思う方は多いでしょう。しかし、病院によっては「1年後くらいで再検査」と言われることもあります。今回は、水虫の顕微鏡検査をどのタイミングで再検できるのか、なぜ期間を空ける場合があるのかを詳しく解説します。
1. 水虫の顕微鏡検査とは
水虫の診断には、顕微鏡検査(直接鏡検)が行われます。これは皮膚や爪の一部を採取し、カビ(白癬菌)が存在するかを確認する検査です。結果は数分で分かる簡単な検査ですが、正確な診断のためには採取する部位や状態が重要です。
特に治療中は菌が減っているため、検査しても「陰性」と出る場合がありますが、完全に治っていない可能性もあるため、時期を見極めて検査することが大切です。
2. 「1年に1回」と言われる理由
顕微鏡検査自体に「1年に1回しかできない」といった医学的制限はありません。ただし、医療機関によっては健康保険の算定や診療方針の都合上、一定期間を空けて検査を行うことがあります。
また、治療から数か月程度では、皮膚の奥や爪に残った白癬菌が完全に消えていない場合があるため、少し時間を置いて再確認する方針を取る医師もいます。
3. 再検査を希望する場合のポイント
半年ほど経って症状が落ち着いているようであれば、再度顕微鏡検査を受けても問題ありません。医師に「治り具合を確認したい」と相談し、必要に応じて再検査を依頼しましょう。特に爪水虫の場合は完治までに時間がかかるため、再検査のタイミングを医師と相談して決めるのがベストです。
また、顕微鏡検査の結果が陰性でも、見た目で症状が残っている場合は、医師の判断で治療を続けるケースもあります。
4. 再発を防ぐためのセルフケア
治療が順調でも、再発を防ぐためのケアが欠かせません。以下のポイントを意識しましょう。
- 靴下は毎日清潔なものに替える
- 足を洗った後はしっかり乾かす
- 通気性の良い靴を選ぶ
- 家族に感染させないよう、スリッパやバスマットを共用しない
このような習慣を継続することで、治療後の再発リスクを大幅に減らすことができます。
5. まとめ
水虫の顕微鏡検査には「1年に1回まで」といった制限はなく、必要に応じて何度でも受けることが可能です。ただし、保険や診療方針の都合、菌の残存状況などによって医師が時期を調整する場合があります。
もし治り具合を確認したい場合は、「もう一度検査をお願いしたい」と相談してみましょう。継続的な治療と生活習慣の改善で、再発しない健康な足を目指せます。


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