ドライソケットとは?
ドライソケットは、歯を抜いた後の血餅(血の塊)がうまく形成されず、骨が露出してしまう状態です。通常、抜歯後の傷口には血餅ができて自然に治癒が進みますが、血餅が剥がれたり、形成されなかったりするとドライソケットが発生します。この状態になると強い痛みが続き、特に数日後に急に痛みが増すことが特徴です。
ドライソケットの症状
典型的な症状としては、抜歯後の傷口が痛み、痛みが顎や耳に広がることがあります。また、傷口が空洞のように見え、血餅が見当たらない場合や、異常な臭いや味がすることもあります。今回のケースのように、歯茎のようなものが取れて空洞が見える場合は、ドライソケットの可能性があります。
病院に行くべきか?
抜歯後に異常な痛みや空洞が見られる場合は、歯科医師の診察を受けることが推奨されます。痛みが強い場合や腫れが悪化している場合は、予定の抜糸日を待たずに早めに受診することが望ましいです。ドライソケットは自然に治ることもありますが、適切な処置を受けることで痛みの軽減や治癒を早めることが可能です。
ドライソケットの予防と対策
ドライソケットの予防には、抜歯後の傷口に触れないようにすること、強いうがいや吸う動作(ストローを使うなど)を避けることが重要です。また、喫煙も血流を悪化させ、血餅の形成を妨げるため、控えることをおすすめします。
まとめ
親知らずの抜歯後に痛みが続き、傷口が空洞になっている場合は、ドライソケットの可能性があります。適切な診断と治療を受けるためにも、早めに歯科医師に相談しましょう。
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