逆さまつ毛(睫毛内反症)は、まつ毛が眼球に向かって生えている状態で、見た目の変化や不快感を引き起こすことがあります。手術による治療が可能で、症状の程度や希望に応じて適切な方法を選択することが重要です。
逆さまつ毛の手術方法
逆さまつ毛の手術には主に以下の方法があります。
- 埋没法(縫合法):まぶたに細い糸を埋め込んで、まつ毛の向きを外側に矯正する方法です。傷が目立ちにくく、ダウンタイムも短いのが特徴です。
- 切開法:まぶたの皮膚を切開し、まつ毛の向きを外側に矯正する方法です。再発率が低く、効果が持続しやすいとされています。
- 内眥形成術(目頭切開):目頭の皮膚を切開し、まつ毛の向きを外側に矯正する方法です。蒙古ひだ(目頭の皮膚のつっぱり)を同時に改善することができます。
手術の費用目安
手術の費用は、施設や手術方法、症状の程度によって異なります。以下は一部の施設での費用例です。
施設名 | 手術方法 | 費用(片眼) | 備考 |
---|---|---|---|
オキュロフェイシャルクリニック東京 | 下眼瞼睫毛内反症手術 | ¥792,000 | 自費診療 |
横浜桜木町眼科 | 下睫毛内反(重度)切開法 | 約23,000円 | 保険適用(3割負担の場合) |
目黒まぶたのクリニック | 眼瞼内反症(縫合法) | 片眼 約6,500円 | 保険適用(3割負担の場合) |
※上記の費用は参考例であり、実際の費用は施設や症状により異なります。詳細は各施設にお問い合わせください。
手術のリスクと注意点
手術には以下のようなリスクや注意点があります。
- 再発の可能性:特に埋没法では再発する可能性があります。切開法や内眥形成術を併用することで、再発率を低減できます。
- 傷跡:切開法では傷跡が残る可能性がありますが、適切な手術とアフターケアにより目立たなくすることができます。
- ダウンタイム:手術後に腫れや内出血が生じることがありますが、数日から数週間で改善します。
まとめ
逆さまつ毛の手術は、見た目の改善や不快感の軽減に効果的です。自身の症状や希望に応じて、適切な手術方法と施設を選択することが重要です。まずは専門の医師に相談し、詳細な診断と治療計画を立てることをおすすめします。
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