看護学科における男子学生の割合と実態|大学・研修現場のリアルな声

カウンセリング、治療

近年、看護師を目指す男子学生の数は少しずつ増えており、大学の看護学科や実習現場でもその存在が目立つようになってきました。とはいえ、実際に看護学科に進学すると男子学生の比率はどのくらいなのか、また、大学病院や総合病院での研修ではどのような立場で活動しているのか、気になる方も多いでしょう。

看護学科における男子学生の割合

文部科学省の統計によれば、看護学部における男子学生の割合は全体の10%前後です。つまり、約9割が女子という現状ですが、年々男子学生の進学率は増加傾向にあります。

都市部の大学や私立大学では比較的男子学生の割合が高く、クラスに数人から10人以上いることもあります。地方の短大や専門学校では、男子は1〜2名ほどというケースも珍しくありません。

男子学生が看護を志す理由

近年、男性の看護師需要が高まっています。特に高齢男性の患者に対するケアや、体力を要する業務の一部において、男性スタッフの存在は貴重です。

また、災害医療、精神科、救急、集中治療室(ICU)など、瞬発力や体力、判断力を求められる分野では、男性看護師が重宝される傾向にあります。

研修先での男子学生の様子

大学病院や総合病院などでの臨地実習では、男女ともに同じスケジュールで現場経験を積みます。男子学生も女性と変わらず患者さんと向き合い、看護計画の立案や実施、記録などに取り組んでいます。

実習現場では、同性の患者に対するケアを担当することが多いため、男子学生がいることでチームが助かる場面もあると、現場の声としてよく耳にします。

男子学生ならではの悩みとは?

男子学生の多くは、人数の少なさゆえに「肩身が狭い」と感じることもあるようです。しかし、教員や現場の看護師からは「真面目」「丁寧」と評価されることも多く、周囲のサポートを得やすい環境が整いつつあります。

また、女子が多い環境に最初は戸惑うこともあるものの、グループワークや実習を通して打ち解けていくケースがほとんどです。

今後の展望とキャリアの広がり

男性看護師の活躍の場は今後さらに拡大していくと見込まれています。行政・企業・教育機関など、臨床以外の道も開けており、キャリアパスの多様化が進んでいます。

看護師国家試験の合格率においても男女差はほぼなく、性別に関係なく実力が評価されるフィールドです。

まとめ:看護学科に男子学生はいるのか?

看護学科には確かに男子学生は少ないものの、決して珍しい存在ではなくなってきています。実習や研修においても男女関係なく看護の実践を積むことができ、男性ならではの視点や役割も求められています。

看護の道を志す男子学生にとって、今は確実にチャンスの時代。将来性のある職種として、性別にとらわれず自分の適性を見つけていきましょう。

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