眼圧が高いと緑内障のリスクは増えるのか？原因と対策について

眼科での定期検診や眼圧検査で「眼圧が高い」と言われた場合、その原因や緑内障との関係について不安に思う方も多いでしょう。この記事では、眼圧が高い原因や緑内障のリスクについて詳しく解説し、どのように対処すべきかを説明します。

眼圧が高いとはどういうことか？

眼圧とは、目の内部の圧力のことを指し、眼球を形作るために重要な役割を果たしています。目の中には房水という液体があり、これが眼圧を維持しています。眼圧が高い状態が続くと、視神経にダメージを与え、緑内障の原因となることがあります。

眼圧が高いといわれても、それが必ずしも緑内障を意味するわけではありません。視野検査や他の検査結果が正常であれば、単に眼圧が高いだけの状態である可能性もあります。

緑内障は、視神経に障害が起きる病気で、通常は眼圧が高いことが原因となります。しかし、眼圧が高いからといって必ずしも緑内障を発症するわけではなく、視神経へのダメージが起こるかどうかは個人差があります。

緑内障には、主に「開放隅角緑内障」と「閉塞隅角緑内障」の2種類があります。開放隅角緑内障は、眼圧が徐々に上昇するタイプで、視野が狭くなるまで気づきにくいことがあります。一方、閉塞隅角緑内障は急激に眼圧が上がり、視力の低下が速やかに進行するため、早期発見が重要です。

眼圧が高くなる原因は様々です。遺伝的要因、加齢、目の病気、薬の影響などが影響することがあります。また、ストレスや生活習慣も眼圧に影響を与えることがあります。

眼圧が高い場合、定期的な検査を受けることが重要です。視神経の状態を確認するために、視野検査や眼底検査を行うことが推奨されます。眼科での定期的なチェックを受けることで、早期に問題を発見し、適切な対処をすることができます。

眼圧を下げるために、日常生活でできることがあります。例えば、食生活を改善し、塩分の摂取を控えめにすること、十分な睡眠をとること、適度な運動を心がけることなどが挙げられます。

また、喫煙や過度なアルコール摂取は眼圧を上げる原因となるため、これらを控えることも効果的です。さらに、ストレスを減らし、リラックスした生活を送ることが眼圧の管理に役立ちます。

眼圧が高いと緑内障のリスクが増えることがありますが、必ずしも緑内障を発症するわけではありません。定期的な眼科検診を受け、視野検査などで視神経の状態を確認することが重要です。また、生活習慣を改善し、健康的な目の管理を心がけることで、眼圧をコントロールすることができます。