良性発作性頭位めまい症(BPPV)は、回転性のめまいが突然起こる疾患で、特に寝返りや体の向きに関連した動作で発症することが多いです。この記事では、BPPVの症状が再発した場合の薬の効果と外出中の対応方法について説明します。
1. 良性発作性頭位めまい症とは
良性発作性頭位めまい症(BPPV)は、内耳の三半規管にある耳石が移動し、正常な位置に戻らなくなることによって引き起こされます。これにより、体の向きに敏感に反応して回転性のめまいが生じます。発症時には吐き気や目の前がぐるぐる回る感覚が伴い、症状が数十秒から数分続くことがあります。
通常、症状はしばらくすると自然に軽快し、再発しても数時間以内に治まることが多いですが、再発を繰り返すこともあります。治療法としては、耳石を元の位置に戻す「Epley法」などの手技が用いられます。
2. 発症後の薬物治療
良性発作性頭位めまい症の治療には、主に手技療法が用いられますが、薬物治療も併用されることがあります。例えば、メコバラミンやアデホスコーワ、ベタヒスチンメシルなどが処方されることがあります。これらの薬は、内耳の血流を改善したり、めまいの症状を軽減するために使われます。
また、ドンペリドンは吐き気を和らげるために使用されることがありますが、これらの薬物がすぐに効くわけではなく、症状の軽減には時間がかかることもあります。
3. 外出中に発症した場合の対応方法
外出中にBPPVの症状が発症した場合、まずは安全な場所に移動し、座るか横になることが推奨されます。薬を服用することで症状が和らぐことがありますが、薬の効果には個人差があり、即効性がない場合もあります。
外出先では、手元に薬を持参している場合は、早めに服用することが助けになる場合がありますが、症状があまりにもひどい場合は、速やかに帰宅して安静にすることが最も重要です。場合によっては、手技療法を行うために専門医の診察が必要になることもあります。
4. 薬を内服すればすぐに効果があるか
薬を服用すれば、すぐにめまいが収まるわけではありません。薬は症状の軽減を目的としているため、内耳の機能回復や耳石の位置戻しを直接行うわけではありません。そのため、薬を服用しても症状が改善するまでには時間がかかることがあります。
外出中に発症した場合、薬を服用しつつも、まずは安全な場所で静かに休むことが重要です。また、必要に応じて、耳石を元に戻す手技(例えばEpley法)を専門医に相談することも有効です。
5. まとめ:薬物治療と外出時の対応
良性発作性頭位めまい症(BPPV)の再発時には、薬物治療と合わせて症状の軽減を図ることができますが、薬の即効性には限界があります。外出中に発症した場合は、安全な場所で休み、必要であれば薬を服用しつつ安静にすることが最優先です。
また、症状が繰り返す場合や、症状が改善しない場合は、専門医に相談し、適切な治療法を受けることが重要です。特に、症状が激しい場合は、手技療法を含めた治療を受けることで、早期の回復が期待できます。

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