双極性障害は、気分が極端に高揚する「躁状態」と、反対に気分が落ち込む「うつ状態」を繰り返す精神的な疾患です。自分が今、躁状態にあるのか回復期にあるのかを見極めることは難しいことがあります。しかし、いくつかのサインやポイントを押さえておくことで、現状を把握しやすくなります。
躁状態と回復期の違いとは?
躁状態は、気分が非常に高揚して、活動的であることが特徴です。普段よりもエネルギーが増し、過剰な自信を持つことが多いです。しかし、躁状態は必ずしも悪いことばかりではありません。時には創造性が高まり、仕事や生活の中でプラスの効果を感じることもあります。反対に、うつ状態はエネルギーの低下、無気力感、孤立感などが伴います。
回復期は、症状が軽減し、生活が安定する時期です。精神的に落ち着いており、心身ともに健康を取り戻すことができる時期です。つまり、回復期は躁やうつの症状が収束した後の安定した状態と言えるでしょう。
躁状態の特徴とその見極め方
躁状態にあると、無意識に自分を過信したり、リスクを過大評価して行動したりすることがあります。また、非常に高揚しているために、過剰な社交的な振る舞いや衝動的な行動を取ることが特徴的です。
また、躁状態にあるとき、眠らなくても疲れを感じにくく、エネルギーに満ちあふれた状態が続きます。気分が高揚しているため、活動的になりすぎて、仕事や趣味、または日常生活に過度に取り組むこともあります。
回復期における自己評価と日常生活の変化
回復期は、エネルギーが安定し、日常生活が落ち着く時期です。感情が落ち着き、身体的にも心身のバランスが取れる時期です。躁状態のように過剰に活動することはなくなり、日常生活を普通にこなすことができるようになります。自己評価も穏やかになり、自分の調子を冷静に把握できるようになります。
この時期は、感情や行動をコントロールしやすく、日常生活や仕事がスムーズに進みます。回復期においては、過去の躁状態との違いを感じることが多く、今後の生活に向けて自分のペースを取り戻していくことができます。
躁状態が続いた場合の対応方法
もし、躁状態が続く場合は、早急に医師に相談することが大切です。自分で状態を見極めることが難しい場合でも、家族や友人からの指摘を受けて、気分の変化に気づくことが重要です。医師の指導に従い、治療計画をしっかりと守ることが回復への近道です。
双極性障害の治療は、薬物療法や心理療法を組み合わせることが一般的です。症状が軽減したり、回復したりする過程で、自己管理の方法やストレス管理の技術を学ぶことが非常に効果的です。
まとめ
双極性障害において、躁状態と回復期を見極めることは簡単ではありませんが、エネルギーの過剰な増加や行動の衝動的な変化、感情の高揚感などが見られた場合は躁状態を疑うべきです。逆に、落ち着いて穏やかな日常生活を送れるようになった場合は回復期と考えられます。いずれにしても、自分の状態に不安を感じる場合は、専門家のサポートを受けることが大切です。


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