コンタクトレンズが眼球の裏側に行ってしまうという経験は少ないですが、稀に発生することがあります。この記事では、コンタクトレンズが眼球の裏側に入った場合の感覚やその後の対処方法について解説します。
コンタクトレンズが裏側に入るとは?
コンタクトレンズが裏側に入るとは、レンズが眼球の上部の結膜(白目の部分)を越えて、眼球の裏側(瞼の裏)に移動してしまう現象を指します。通常、コンタクトレンズは目の中央にフィットしていますが、レンズがずれてしまうことで、このような現象が発生することがあります。
これは、瞼を強くこすったり、瞬きを繰り返すことでレンズが動いたりすることが原因です。稀に、レンズが目の奥に押し込まれることもあります。
どのような感覚がするのか?
コンタクトレンズが裏側に入ると、目に違和感や不快感が生じることがありますが、必ずしも痛みが伴うわけではありません。しかし、目の裏側にレンズが入っていると、目が乾燥したり、視界がぼやけたり、異物感を感じることがあります。
痛みを伴わない場合もありますが、長時間放置すると目の乾きや炎症、さらには角膜を傷つけるリスクが高まるため、すぐに対処することが重要です。
コンタクトレンズが裏側に入った時の対処法
コンタクトレンズが裏側に入った場合、まずは冷静に落ち着きましょう。焦って眼球を触ったり、レンズを無理に取り出そうとすると、目を傷つける可能性があります。
以下の方法でレンズを取り戻すことができます。
- 目を閉じてやさしくマッサージ:目を閉じたまま、目の周りをやさしくマッサージしてレンズを動かしてみてください。レンズが目の前面に戻ってくることがあります。
- 水で目を洗う:目を軽く開けて、清潔な人工涙液や生理食塩水を使って目を洗浄し、レンズを戻す手助けをすることができます。
- 眼科での診察:自分でレンズを取り出せない場合は、眼科で診察を受け、専門医に取り出してもらうことが安全です。
レンズが取り出せなかった場合の注意点
もしレンズが取り出せず、目の中に残ったままであれば、早めに眼科に行ってください。放置すると、目の乾燥や炎症を引き起こし、目に深刻な影響を与える可能性があります。
また、コンタクトレンズを取り外した後に目に違和感が続く場合や、視力に問題が生じる場合は、すぐに眼科を受診しましょう。
まとめ
コンタクトレンズが眼球の裏側に入ってしまうことはまれですが、その際には冷静に対処し、無理に取り出さずに必要な手順を踏むことが大切です。もし自分で取り出せない場合や異常を感じた場合は、早急に眼科で診察を受けるようにしましょう。目を守るためには、コンタクトレンズの適切な使用方法とメンテナンスが重要です。
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