鼓膜が破れてしまった場合、治療が進んでいる段階でも不安な症状が現れることがあります。特に、耳から汁が出るなどの症状が見られると、治療がうまくいっていないのではないかと心配になることも。この記事では、鼓膜破裂後に耳から出る液体の原因と、それに対してどう対応するべきかについて詳しく解説します。
鼓膜破裂後に耳から汁が出る理由
耳から出る液体は、通常、耳の内側の治癒過程で発生するものです。破れた鼓膜からは液体が分泌されることがあり、これが「耳だれ」や「耳汁」と呼ばれます。もし、これが膿や感染を伴うものであれば、注意が必要ですが、治癒過程の一部として現れる場合もあります。
症状が続く場合や悪化する前にすべきこと
耳から液体が出続ける場合や、色が黄ばんでいる場合は、感染の兆しとして注意する必要があります。もし、治療開始後に症状が悪化している場合は、自己判断で放置せず、すぐに医師に再度相談することが大切です。予期しない症状が出てきた場合や体調に不安を感じた時は、無理に待たずに医療機関で相談しましょう。
耳科に行けない場合の緊急対応
病院の受付時間が終わっていて、すぐに耳科に行けない場合は、できるだけ患部を清潔に保ち、耳に入れる薬の使用方法を再確認してみましょう。耳科から処方された薬を使用し、なるべく耳に触れないようにすることで感染予防にもなります。また、耳に水分が溜まらないように乾燥を心がけ、無理に耳掃除をしないようにしましょう。
治療が順調でない場合の対応
万が一、治療がうまく進んでいない場合、もう一度医師に相談し、必要な処置を受けることが大切です。耳の中の治癒が進んでいない可能性や、治療方法に問題がある場合も考えられるため、必ず専門の医師の意見を仰ぎましょう。
まとめ
鼓膜破裂後に耳から液体が出る場合は、通常、治癒過程の一部であることが多いですが、症状が悪化したり続いたりする場合はすぐに医師に相談しましょう。再度耳科を受診することが推奨されます。また、治療が進まないと感じた場合や不安な場合には、無理に放置せず、早急に医師に再相談することが重要です。
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