子宮頸がん検診の結果が「asc us」となり、その後HPV16型が陽性となったことに対する不安や疑問を持っている方も多いでしょう。コルポ診を受けた結果、特に炎症が見られなかったということですが、これが示す意味について詳しく解説します。
1. 子宮頸がん検診の結果「asc us」の意味
「asc us」は「不完全な細胞の異常」であることを示します。これは細胞に異常が見られるものの、その異常が悪性か良性かをはっきり判断できない状態を意味します。このため、再検査が必要となる場合があります。
2. HPV16型陽性の結果について
HPV(ヒトパピローマウイルス)16型は、子宮頸がんの発生に関連があるウイルスの一つです。しかし、HPVに感染したからといって必ずしもがんになるわけではなく、ほとんどの感染は免疫システムによって自然に排除されます。そのため、HPV16型が陽性であること自体は必ずしも深刻な状況ではありません。
3. コルポ診とは?
コルポ診(コルポスコピー)は、子宮頸部を詳しく観察するための検査です。HPV検査で異常が見つかった場合に、がんの前段階である異形成やその他の異常を確認するために行われます。この検査では、腟内に液体を注入して、異常のある部分を鮮明に見ることができます。
コルポ診の結果、特に炎症が見られなかった場合、がんや前がん状態ではないことが示唆されます。この結果は、良好なものと言えるでしょう。
4. 再検査が必要な理由
再検査を受けることになったのは、HPV16型が陽性であるものの、異常な細胞やがんの兆候が見つからなかったためです。HPVが陽性であっても、すぐにがんに進行するわけではないため、定期的な検診を行い、経過を見守ることが推奨されます。
2ヶ月後の再検査では、状態の変化を追跡するため、さらなる確認が行われます。この時点で異常があれば、早期に対応することができます。
5. 結論:HPV16型陽性でも焦らず経過を見守る
HPV16型陽性であることに不安を感じるかもしれませんが、検査の結果、特にがんの兆候は見られなかったことが示されています。再検査を受けることで、さらに詳しく経過を追うことができるため、焦らずに定期的に検診を受けることが大切です。
今後も引き続き、医師の指示に従って適切に対応していくことが最も重要です。
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