耳垢が奥に溜まる原因と適切な耳掃除方法

耳掃除をしていた際に耳の奥に耳垢が溜まり、痛みを伴った経験は少なくありません。特に耳の穴が小さいと感じる方や、耳垢が取りにくいと感じる方もいらっしゃるでしょう。今回は、耳垢が奥に溜まる原因と、適切な耳掃除方法について解説します。

耳垢が奥に溜まる原因

耳垢は外耳道の入り口から約1cmの浅い部分に自然に溜まります。しかし、外耳道が狭い場合や、耳垢が湿っている場合、耳掃除の際に耳垢を奥に押し込んでしまうことがあります。これを「耳垢栓塞（じこうせんそく）」と呼び、聞こえづらさや耳鳴り、痛みを引き起こすことがあります。特に、湿性耳垢の方や、耳掃除を頻繁に行う方は注意が必要です。

耳掃除の適切な方法

耳掃除は、耳の入り口から見える範囲を優しく拭き取る程度で十分です。綿棒や竹の耳かきを使用する際は、耳の奥まで入れず、1cm程度の範囲にとどめましょう。無理に奥まで掃除しようとすると、耳垢をさらに奥に押し込んでしまう可能性があります。また、耳掃除の頻度は月1回程度が目安で、過度な掃除は避けるようにしましょう。

耳垢が取りにくい場合の対処法

耳垢が奥に溜まり、取りにくい場合は、耳鼻科での受診をおすすめします。耳鼻科では、専用の器具を使用して安全に耳垢を除去することができます。特に、痛みを伴う場合や、耳垢が固くなっている場合は、専門医の診察を受けることが重要です。

まとめ

耳垢が奥に溜まる原因として、外耳道の狭さや湿性耳垢が挙げられます。耳掃除は、耳の入り口から見える範囲を優しく行い、無理に奥まで掃除しないようにしましょう。耳垢が取りにくい場合や痛みを伴う場合は、早めに耳鼻科を受診することをおすすめします。適切な耳掃除と定期的な耳のチェックで、耳の健康を保ちましょう。