親指側の手首の痛みが続くと、腱鞘炎を疑うことが一般的ですが、3週間経っても痛みが治まらない場合、さらに別のアプローチが必要です。この記事では、手首の痛みが続く場合の対応方法や、病院での診断後に試すべき対処法を紹介します。
1. 手首の痛みの原因とは?
親指側の手首の痛みは、腱鞘炎が最も多い原因ですが、他にも筋肉や靭帯の問題、関節炎、手首の過剰使用が原因である場合もあります。特に、腱鞘炎の場合、手首の使い過ぎが直接的な原因となることが多いです。
もし、湿布で様子を見ても痛みが治らない場合、腱鞘炎が進行している可能性があるため、他の検査や治療法を検討する必要があります。
2. 病院での対応方法と次に試すべきこと
最初に訪れた整形外科での診断が「病名がわからない」という結果に終わった場合、次に試すべきこととしては、再度専門の医師に相談することが重要です。特に、整形外科でなく手の専門的な治療を行う手外科医を訪れるのも一つの方法です。
また、エコー検査やMRIなどの画像診断を受けることで、見逃されがちな異常を発見できることがあります。これにより、治療方針が明確になるかもしれません。
3. 腱鞘炎以外の可能性と治療法
もし腱鞘炎ではなく、他の症状が原因であった場合、治療法も変わります。例えば、関節炎の場合は抗炎症剤の使用や、関節を安静に保つための装具を使うことが推奨されます。
さらに、手首の過剰使用が原因であれば、作業環境を見直し、手首に負担をかけない姿勢を取ることが重要です。また、運動不足が関与している場合、筋力をつけるためのリハビリテーションも効果的です。
4. 湿布での効果がない場合の対応策
湿布で痛みが治まらない場合、温熱療法や冷却療法を交互に試す方法が有効です。温めることで血流が良くなり、冷やすことで炎症を抑える効果があります。これを定期的に行うことで、痛みが軽減することがあります。
また、薬物療法として非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を使用することで、炎症を抑える効果が期待できます。医師と相談して、適切な薬の処方を受けることが大切です。
5. 手首の痛みを予防するための生活習慣
手首の痛みを予防するためには、普段の生活習慣にも注意が必要です。特に長時間手首を使う仕事をしている場合、定期的に休憩を取って手首を休ませることが重要です。
さらに、手首に負担をかけない姿勢を意識し、筋力トレーニングを行うことで、手首の筋肉を強化し、予防することが可能です。
まとめ
手首の痛みが続く場合、単なる腱鞘炎だけでなく、他の病気の可能性もあるため、適切な診断と治療が重要です。再度専門医を受診し、画像診断を受けることを検討しましょう。また、湿布などの初期対応では改善しない場合、薬物療法やリハビリ、生活習慣の見直しが効果的です。
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