水虫を放置していると、症状が全身に広がることがあります。足に発症した水虫が手やふくらはぎなどにかゆみを引き起こすこともあり、その場合の対処法が気になるところです。この記事では、水虫が全身に広がった場合の治療法や病院での受診方法について解説します。
水虫の感染経路と症状の広がり
水虫は、足に最も多く見られる皮膚病ですが、放置すると手やふくらはぎ、さらには全身に広がることがあります。水虫の原因は、皮膚に生息する真菌である「白癬菌(はくせんきん)」によるものです。症状は、かゆみや赤み、皮膚の剥がれなどで、進行すると炎症や水ぶくれができます。
放置していると、足だけでなく他の部位にも感染が広がることがあります。見た目に現れなくても、かゆみなどの症状が出た場合、感染が広がっている可能性があるため注意が必要です。
水虫の治療法と薬の使用方法
水虫の治療には抗真菌薬が使われ、病院で処方された薬を正しく使うことが最も重要です。塗り薬の場合、症状が治まったように見えても、薬を使い切ることが大切です。1ヶ月分の薬を使い終わるまで治療を続けることが推奨されており、途中で治療をやめると再発する可能性があります。
また、全身に広がる前に、症状が現れた部位をしっかりと洗い、清潔に保つことが予防につながります。全身に広がった場合、塗り薬で対応できる範囲も限られるため、早めの病院受診が推奨されます。
全身に広がった場合の対処法
もし水虫が全身に広がっている場合、再度受診して処方薬の種類や量を調整してもらうことが必要です。病院では、全身用の薬や別の治療方法を提案してもらえることがあります。
市販の薬もありますが、専門の医師の診断を受けた方が安心です。水虫が広がった場合は、無理に市販薬を試すのではなく、病院での指導に従うことが最良の対策です。
薬を塗りきれない場合の対応
薬を全身に塗るのが難しい場合、指示された箇所に薬を重点的に塗り、症状が特にひどい部位を中心に治療を行うと効果的です。皮膚科で診てもらう際に、塗り薬が塗りきれないという相談をしてみると、服用薬の提案を受けることもあります。
また、薬を塗る際は、手を洗った後に塗る、清潔なタオルで患部を軽く拭き取るなど、衛生面をしっかりと管理することが重要です。
まとめ
水虫が全身に広がった場合でも、早めに病院を受診して適切な治療を受けることが最も大切です。放置すると症状が悪化することがあるため、症状が広がる前に治療を始めることが予防になります。病院で処方された薬をきちんと使い、適切な治療法を守ることで早期に症状を改善できます。
全身に広がった場合でも、医師に相談し、適切な治療法を見つけることが最善の方法です。
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