最近、SNSで「HSPカウンセラー」を名乗る人からDMが届くという話をよく耳にします。HSP(Highly Sensitive Person)とは、繊細で感受性が高い人のことを指しますが、それに関連するカウンセリングを行う人が増えているようです。しかし、こうしたDMは本当に信頼できるのでしょうか?また、HSPカウンセラーとは何をする人なのか、詳しく解説していきます。
1. HSPカウンセラーとは?
HSPカウンセラーとは、HSPの特性を理解し、それに基づいたカウンセリングやアドバイスを提供する人を指します。しかし、HSPカウンセラーは国家資格ではなく、民間資格や独自の経験をもとに活動している場合が多いのが実情です。
1.1 HSPカウンセラーの役割
HSPカウンセラーの主な活動内容には以下のようなものがあります。
- HSPの特性を理解し、適切な対処法をアドバイスする
- HSPの悩みを聞き、精神的なサポートを提供する
- HSP向けのセミナーやワークショップを開催する
しかし、カウンセラーによっては医療的な知識を持たない人も多いため、すべてのHSPカウンセラーが信頼できるとは限らない点に注意が必要です。
2. HSPカウンセラーからDMが届く理由
「HSPカウンセラー」を名乗る人からDMが届く理由には、以下のような可能性があります。
2.1 相談相手を求めている
本当にHSPの人の悩みに寄り添いたいという目的で、個人的にコンタクトを取ってくるケースもあります。ただし、突然のDMには慎重になる必要があります。
2.2 ビジネス目的の可能性
HSPを対象としたカウンセリングやコーチングは、近年のSNSビジネスの一環としても活用されています。特に以下のような点には注意しましょう。
- 最初は無料相談を持ちかけ、後から高額なセッションを勧められる
- 「HSP専門のプログラム」などを販売しようとする
- LINE登録や有料会員制のサービスへ誘導される
2.3 フレンドリーな雰囲気を装った勧誘
「こんどお話しましょう」など、親しみやすい文面でアプローチしてくるケースもあります。「無料で話せるから安心」と思っても、後から何かしらのサービスへ誘導される可能性があるため注意が必要です。
3. HSPカウンセラーのDMに対する対応方法
もしHSPカウンセラーを名乗る人からDMが届いた場合、以下のような対応を取ると安心です。
3.1 すぐに返信しない
特に、相手のプロフィールや活動内容がよく分からない場合は、すぐに返信せず慎重に判断しましょう。
3.2 公式サイトや実績を確認する
本当にHSPのカウンセリングをしている人なのか、公式サイトや過去の実績を調べることが大切です。SNSのみで活動している場合は注意が必要です。
3.3 料金体系を確認する
もし「無料相談」や「お試しセッション」がある場合でも、後から高額な料金を請求されるケースがあるため、事前に料金体系を確認しましょう。
3.4 違和感を感じたらブロックする
強引な勧誘や、不審なリンクを送ってくる場合は即ブロックすることをおすすめします。
4. まとめ
- HSPカウンセラーは国家資格ではなく、個人や民間団体によるものが多い。
- DMが届く理由には、相談相手を求めている場合とビジネス目的の場合がある。
- すぐに返信せず、相手の情報をしっかり調べることが重要。
- 違和感がある場合は返信せずにブロックし、慎重に対応する。
HSPの特性について話せる相手が欲しい場合は、信頼できる専門機関や公的なカウンセリングサービスを利用するのが安全です。SNSでのDMには十分気をつけましょう。
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