子宮頚がんの診断結果や手術後の病理検査の結果について、理解が難しいことがあります。特に「断面陽性あり」「微小浸潤」「glandular involvement」などの専門用語は、患者さんにとって混乱を招くことが多いです。この記事では、質問者の方の病理結果をもとに、その解釈を詳しく説明し、今後のステージについても触れます。
1. 病理検査結果の解釈
質問者様の病理検査結果では、まず「Squamous cell carcinoma with microinvasion」とありますが、これは「微小浸潤を伴う扁平上皮がん」という意味です。この結果は、がんが子宮頚部の表面層から少し深く浸潤していることを示しています。また、「pT1a1」とは、がんが非常に初期の段階であることを示し、リンパ節への転移がないことを意味します。
2. Glandular involvementとは?
「glandular involvement」という表現は、がんが「腺」に広がっていることを示しています。質問者様の結果においては、腺への浸潤がわずかに見られると記載されていますが、これは必ずしもステージが進んでいることを意味するわけではありません。腺に浸潤している範囲が小さければ、がんの進行度が早いとは限りません。
3. 断面陽性とは?
「断面陽性」というのは、円錐除去手術の切除面(断面)にがんが残っていることを意味します。これは手術で完全にがんを取り切れなかった可能性を示唆していますが、すぐに転移を意味するものではありません。今後の検査で、追加の治療が必要かどうか判断されることが多いです。
4. これからの治療と検査について
今後の治療については、CT/MRI検査でがんの広がりを確認した上で、必要な治療方針が決まります。また、「CIN3以上の病変の可能性」という表現が見られるため、追加の治療や監視が必要になるかもしれません。
5. まとめ
今回の病理結果では、がんが早期段階であり、微小浸潤の範囲が限られていることが示唆されています。しかし、がんが完全に取り切れていない可能性があり、今後の治療が重要です。今後の検査と治療については、医師としっかり相談し、疑問点を解決していくことが大切です。
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