高眼圧症と緑内障(開放隅角)の違いをやさしく解説|通院・遺伝・問診票の考え方まで

目の病気

健康診断や眼科受診をきっかけに「高眼圧症」「緑内障(超初期)」と説明されると、違いが分かりにくく不安になる方は少なくありません。特に内科など他科受診時の問診票や、将来的な視力への影響、家族への遺伝については多くの疑問が生じやすいポイントです。ここでは初心者の方にも分かるように、高眼圧症と緑内障(開放隅角)の考え方を整理して解説します。

高眼圧症とはどのような状態か

高眼圧症とは、眼圧が正常範囲より高いものの、視野検査や視神経の検査で異常が確認されていない状態を指します。つまり「今のところ視神経は傷んでいないが、将来的に緑内障へ進行する可能性がある状態」と考えられています。

実例として、健康診断で眼圧が高いと指摘され、精密検査をした結果「経過観察」や「予防的に点眼治療を開始する」と判断されるケースは珍しくありません。

緑内障(開放隅角緑内障)との違い

緑内障は、眼圧などの影響により視神経が障害され、視野が徐々に欠けていく病気です。開放隅角緑内障は、日本人に最も多いタイプで、眼の中の水の出口(隅角)は開いているものの、排出機能が低下することで眼圧が関与します。

高眼圧症との大きな違いは「すでに視神経や視野に変化があるかどうか」です。超初期の段階では境界があいまいなこともあり、医師から「高眼圧症または超初期の緑内障」と説明されることがあります。

なぜ点眼治療(エイベリスなど)を行うのか

眼圧を下げる点眼薬は、視神経を守るための予防・進行抑制が目的です。高眼圧症でも、将来的なリスクを考えて点眼治療を行うことがあります。

例えば、若い頃から眼圧が高く、長期的に視神経へ負担がかかる可能性がある場合、早めに眼圧を下げておくことで将来の視野障害リスクを減らす考え方が一般的です。

問診票では「緑内障」に丸をつける理由

内科など他科の問診票で緑内障の有無を聞かれるのは、使用できない薬が一部存在するためです。開放隅角緑内障や高眼圧症では、制限される薬がほとんどない場合もありますが、安全確認のため申告が推奨されます。

実際には「高眼圧症(開放隅角)」と説明できれば十分なケースが多く、医師から指示がある場合はそれに従いましょう。

高眼圧症・緑内障は遺伝するのか

緑内障は遺伝的要素が関与することが知られていますが、必ず子どもに発症するわけではありません。家族歴がある場合、将来的なリスクがやや高まる程度と考えられています。

具体的には、子どもの頃から特別な治療が必要になるケースは少なく、成長後に定期的な眼科検診を受けることで十分に早期発見が可能です。

まとめ:長期管理が大切な目の病気

高眼圧症と緑内障(開放隅角)は連続した概念として考えられ、定期検査と眼圧管理が何より重要です。正しく理解し、主治医と相談しながら検査と治療を継続することで、将来の視力を守ることにつながります。

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