気分の波が激しく、日常生活に支障をきたしていると感じることはありませんか?
特に、気分が高揚して散財してしまったり、逆に何もしたくなくなったりすることは、双極性障害の兆候かもしれません。この記事では、双極性障害の症状や相談先について詳しく解説します。
双極性障害とは?
双極性障害は、躁状態と抑うつ状態を繰り返す精神疾患です。躁状態では気分が高揚し、エネルギーが増加しますが、抑うつ状態では気分が落ち込み、無気力になります。これらの状態が交互に現れることが特徴です。
主な症状とその特徴
- 躁状態:過度の自信、睡眠不足でも疲れを感じない、過剰な活動、衝動的な行動(例:散財)
- 抑うつ状態:気分の落ち込み、興味・喜びの喪失、エネルギーの低下、集中力の欠如、自殺念慮
これらの症状が日常生活に影響を与える場合、専門的な評価と治療が必要です。
相談先とその特徴
精神科・心療内科・メンタルクリニック
双極性障害の診断と治療を行う専門医が在籍しています。症状が軽度でも早期の受診が推奨されます。
精神保健福祉センター
各都道府県に設置されており、精神的な悩みや障害に関する相談を受け付けています。専門のスタッフが対応し、必要に応じて医療機関への紹介も行います。
保健所・保健センター
地域の健康相談窓口として、精神的な問題に関する相談を受け付けています。保健師や精神保健福祉士が対応し、地域の支援機関との連携も行っています。
訪問看護ステーション
精神科訪問看護を提供している事業所もあります。自宅での支援が必要な場合、訪問看護師が生活リズムの調整や服薬管理などをサポートします。
受診時のポイント
- 症状の記録:気分の変動や行動の変化を日記やメモに記録しておくと、医師への説明がスムーズになります。
- 家族や友人の協力:周囲の人から見た変化や気づきも重要な情報です。可能であれば、同伴して受診することを検討してください。
- セカンドオピニオン:診断や治療方針に不安がある場合、他の医師の意見を求めることも一つの方法です。
まとめ
双極性障害は、適切な治療とサポートを受けることで、症状の管理が可能な疾患です。気分の波に悩んでいる場合、早期の専門的な相談が重要です。自分一人で抱え込まず、信頼できる専門機関に相談してみましょう。
コメント