おりものと生理の違いとは?成分や役割を詳しく解説

健康、病気、病院

おりものと生理の違いについて疑問を持つ方は少なくありません。どちらも膣から分泌されるものですが、それぞれの成分や役割には明確な違いがあります。本記事では、おりものと生理の違いを解説し、日常生活でのケア方法についても紹介します。

おりものとは?

おりもの(帯下)は、膣や子宮頸部から分泌される粘液のことを指します。役割としては、膣内の環境を整えたり、精子を運びやすくしたりするために存在します。

おりものの主な成分:

  • 膣粘膜から剥がれた細胞
  • 子宮頸部からの粘液
  • 乳酸菌(デーデルライン桿菌)
  • 老廃物や水分

おりものの量や状態は、ホルモンバランスの変化によって変わり、排卵期には増加し、粘り気のある状態になることが多いです。

生理(月経)とは?

生理(または月経)は、子宮内膜が剥がれ落ちることで発生する出血です。排卵後に妊娠が成立しなかった場合、不要になった子宮内膜が体外に排出されます。

生理の主な成分:

  • 剥がれ落ちた子宮内膜
  • 血液
  • 粘液

生理の際には、血液が含まれるため色が赤や茶色になり、経血の量が多くなるのが特徴です。

おりものと生理の違い

項目 おりもの 生理(経血)
発生時期 周期を通じて常に分泌 約28日周期で発生(個人差あり)
成分 粘液、膣内の細胞、乳酸菌など 血液、子宮内膜、粘液
透明~白色、黄色がかったもの 赤色~茶色
役割 膣内を清潔に保つ、精子を運ぶ 不要になった子宮内膜を排出する

生理以外でナプキンは必要?

通常、おりものの量が少ない場合は、下着で十分吸収されるためナプキンは必要ありません。ただし、おりものの量が多い場合や下着の汚れが気になる場合は、おりものシートを使用するのがおすすめです。

おりものシートはナプキンよりも薄く、ムレにくいため快適に過ごせます。特に排卵期やストレス、ホルモンバランスの変化によっておりものが増えることがあるため、必要に応じて使うとよいでしょう。

まとめ

おりものと生理は異なるものであり、おりものは膣内の健康を維持するために分泌される粘液であり、生理は子宮内膜が剥がれ落ちることで起こる出血です。おりものの量が多い場合は、おりものシートの使用も検討し、快適に過ごせるよう工夫しましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました