ものもらい(麦粒腫・霰粒腫)の治療法と注意点:眼科医が解説

目の病気

目の痛みや腫れが気になると、ものもらい(麦粒腫・霰粒腫)の可能性があります。眼科で処方されたお薬と目薬を使用しているとのことですが、適切な治療と注意点を守ることで、早期回復が期待できます。

ものもらいの種類と症状

ものもらいは、まぶたのまつげの根元やマイボーム腺に細菌が感染して起こる炎症です。主に以下の2種類があります。

  • 麦粒腫(がくりゅうしゅ):まつげの毛穴や皮脂腺に細菌が感染し、急性の膿を伴う炎症が特徴です。
  • 霰粒腫(さんりゅうしゅ):マイボーム腺が詰まり、慢性的なしこりが形成される炎症です。

症状としては、まぶたの腫れ、痛み、赤み、膿の排出などがあります。

眼科での治療法

眼科で処方されたお薬と目薬は、細菌感染を抑えるために重要です。治療法は以下の通りです。

  • 抗菌薬の点眼薬・眼軟膏:細菌の増殖を抑え、炎症を軽減します。
  • 抗菌薬の内服薬:症状が重い場合や膿が溜まっている場合に使用されます。
  • 温湿布:まぶたを温めることで、膿の排出を促進します。
  • 切開手術:膿が溜まりすぎている場合、医師が小さな切開を行い、膿を排出します。

治療が適切に行われれば、約1~2週間で回復が期待できます。

日常生活での注意点

治療中は以下の点に注意してください。

  • 患部を触らない:手で触れると細菌が広がり、症状が悪化する可能性があります。
  • アイメイクを避ける:まつげの根元に化粧品が付着すると、マイボーム腺が詰まりやすくなります。
  • コンタクトレンズの使用を控える:レンズが感染源となることがあります。
  • 手洗いを徹底する:清潔な手で目を触れないようにしましょう。

まとめ

眼科での治療を継続し、日常生活での注意点を守ることで、ものもらいの早期回復が期待できます。症状が改善しない場合や再発する場合は、再度眼科を受診し、適切な対応を受けることをおすすめします。

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